SNSで200万人が絶賛した「材料4つまで」レシピ。シンプルで簡単に作れるアイデアおやつ100選【作ってみた】【書評】
お菓子作りをしてみたいけれど、材料や道具をそろえるのが大変そうで、ハードルが高い……そんなふうに感じている人にぜひ読んでほしいのが、『常識やぶりのアイデアおやつ 「材料4つまで」の100レシピ』(syun cooking/大和書房)だ。
syun cookingさんは、お菓子作りを研究する中で見つけた「限りある材料でおいしく作れる方法」や「工程を省いて簡単に作るコツ」を動画で配信しており、SNSの総フォロワー数は200万人を超える。本書はそんな動画から生まれたレシピ本だ。 お菓子作りのハードルが上がる理由として挙げられるのは、「必要な材料が多い」「道具を買いそろえなくてはならない」「工程が複雑で面倒」といったものだろう。 しかし、本書に掲載されている100レシピは、「材料4つまで」で作れるものばかり。「冷やすだけのレシピ」や「電子レンジでチンするだけのレシピ」もあり、子どもとお菓子作りを楽しみたい人にぴったりだ。空き容器や牛乳パック、あるいは百均の型や紙カップを使えば、道具にほとんどお金をかけずに済む。 本書を構成する5つのチャプターは以下の通り。 ●CHAPTER1 冷やして(ゼリー、ムース、チーズケーキなど) ●CHAPTER2 電子レンジで(ケーキ、ドーナツ、プリンなど) ●CHAPTER3 フライパンで(ホットケーキ、フレンチトーストなど) ●CHAPTER4 トースターで(バスクチーズケーキ、スイートポテトなど) ●CHAPTER5 オーブンで(チーズケーキ、カステラパンケーキなど) 「材料4つまで」のお手軽おやつを作るには、コンビニエンスストアやスーパーで買えるクッキーやビスケット、アイスクリームやヨーグルトといった市販品を活用するのがコツだそうだ。クッキーはタルト生地にしたり、バニラアイスクリームはカスタードクリームの材料にしたりと、さまざまな使い方ができる。 本書の「常識やぶりのアイデアおやつ」は、いわゆる正統派のお菓子レシピとは異なり、お菓子作り経験がある人にとっては「工作」や「遊び」のように見えるかもしれない。そのぶん、お菓子作りをほとんどしたことがない人でもハードルを感じることなくトライできるだろう。