カブス主砲ベリンジャーがヤンキース移籍へ…鈴木誠也は来季カブスでDHか
複数の米メディアは17日、カブスの主砲コディ・ベリンジャー(29)がヤンキースにトレードされたと報じた。カブスは500万ドルも負担するという。ヤンキースからは右腕コディ・ポティート(30)が移籍する。ベリンジャーの来季年俸は2750万ドルで、26年は選手側に選択権があり、行使すれば、2500万ドル、選択破棄の場合は500万ドルのバイアウトとなる。ESPNのジェフ・パッサン記者によれば、カブスが負担する500万ドルのうち、250万ドルは来季のベリンジャーの年俸、残りの250万ドルは26年の年俸、もしくはバイアウトの金額に充当される。 ベリンジャーのトレード話は早くから浮上していた。カブスは今オフ、アストロズから打点王経験のある主砲カイル・タッカー外野手をトレードで獲得。外野陣は飽和気味となっていた。ヤンキースは今オフ、右翼のソトがメッツに移籍し、一塁手のリゾがFA。外野と一塁の守れるベリンジャーは補強ポイントと合致していた。中堅のジャッジを右翼にして、ベリンジャーを中堅にする可能性もある。 カブスはこれで外野陣がタッカー、ハップ、クロウアームストロングと揃い、トレード候補にも浮上していた鈴木誠也が指名打者として起用される可能性が高くなった。一方で、鈴木の代理人ウルフ氏によれば、「鈴木がもしメジャーにきた時点で指名打者での契約なら、その球団に行っていない」と話し、外野手での出場を望んでいる。来季の起用法も含めて、今後のカブスの動向にも注目だ。
中日スポーツ