イニエスタ神戸入り会見(全文1)三木谷会長「アジアNo.1」本気で目指す
サッカーのスペイン1部バルセロナを今季で退団したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)選手が24日、J1ヴィッセル神戸に完全移籍することが発表され、東京都内で記者会見があった。 【写真】イニエスタ神戸入り会見(全文1)三木谷会長「アジアNo.1」本気で目指す ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【会見動画】元バルサのイニエスタがJ1神戸に移籍 都内で記者会見」に対応しております。
日本サッカー界に大きなインパクト
司会:楽天株式会社 代表取締役会長兼社長、楽天ヴィッセル神戸株式会社 代表取締役会長、三木谷浩史よりご紹介をさせていただきます。それでは、よろしくお願いいたします。 三木谷:本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。大変多くのメディアの皆さんにいらしていただきまして、また、海外のメディアの方もたくさんいらっしゃっているということで、本日はまず英語で簡単にごあいさつさせていただきまして、そのあと同じ内容で、日本語でごあいさつさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (英語00:00:46~00:04:40)
それでは日本語でやらせていただきます。本日は、本当にお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。今日は、アンドレス・イニエスタ選手がFCバルセロナから神戸に移籍することになりましたことを、ご報告、発表させていただきます。 アンドレス・イニエスタ選手といえば、2010年、南アフリカのワールドカップで、スペイン代表が初優勝を決めたときの奇跡的なゴールを鮮明に覚えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。そして、2015年からはFCバルセロナでキャプテンを務め、昨年はクラブ史上初の生涯契約を結んだ世界的なトッププレーヤーでございます。バルサはカンテラと呼ばれる下部組織を持ち、そこで若手を手厚く育成してきた伝統があります。イニエスタ選手はカンテラ出身で、そこから世界トッププレーヤーになりました。先ほど、飛行機の中で話しておりますと、今、カンテラの中でもラ・マシアという寮出身のプレーヤーはイニエスタ選手のみということで、まさしくバルセロナの保守本流と言えるのではないでしょうか。 ヴィッセル神戸にとっては、彼のキャプテンとしてチームを率いてきた哲学や、バルサの持つDNAが注入されるような、大きな刺激になると思っております。イニエスタ選手には単にチームの力の向上だけではなく、ユース年代向けのアカデミーへのメソッド導入を含め、次世代への育成に大変大きく期待をしております。 また、世界最高峰のプレースタイルと技術を日々、実際に目の前で見ることができる。それはヴィッセル神戸にとどまらず、日本サッカー界に大きなインパクトを与えてくれると思っています。また、アジア全体のサッカーにも影響を与えるものではないかと思っております。 新ヴィッセル神戸としてアジアナンバーワンクラブになることを本気で目指していきたいと思っております。そして、彼はサッカープレーヤーとしてだけではなく、現在、7400万人ものSNSのフォロワー数を誇り、世界的にも大変強い発信力、影響力があります。世界から日本サッカーが注目を集めることになっていくのではないでしょうか。Jリーグ全体が、世界から注目を浴びることができるような仕掛けもどんどんつくっていければと思っております。