前回、大ブーイングのベイノアが「見返す。フィニッシュしにいく」と一発逆転を約束。対戦相手の酷評には「勝ち筋は見えている」と反発【RIZIN.47】
「RIZIN.47」(6月9日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)の前々日インタビューが6月7日、都内で開催された。 4月の「RIZIN.46」からの連続参戦となる元RISEウェルター級(67.5kg)王者の“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)が「負ける勇気を持って勝ちに行く」「見返す」「フィニッシュしにいく」などと一発逆転を狙う気概を見せた。 ベイノアは前戦で井上雄策と対戦し、キックボクシング、MMAを通じて約2年5カ月ぶりとなる勝利を収めた。しかし試合はともに勝負所で踏み込み切れず、会場からブーイングが飛ぶ試合に。試合後の総括では榊原信行CEOが「このままだったら2度と使わない」などと厳しい言葉を投げていた。 5月12日にはRIZIN公式YouTubeチャンネルで配信された「榊原社長に呼び出されました 2024」にはベイノアと井上が揃って出演し、ファンに謝罪。そして榊原氏にもガチ説教を食らうものの、「査定マッチ」として今回のジョニー・ケース(アメリカ/MMA LAB)戦がマッチメイクされた。ケースはホベルト・サトシ・ソウザの持つライト級王座に挑戦の経験もある強豪だ。
ベイノアは冒頭、「負ける勇気を持って勝ちに行きます」と榊原氏の著書のタイトル「負ける勇気を持って勝ちに行け!」に引っ掛け、この試合に向けての決意を口にした。 ベイノアはブーイングによる精神的なダメージについては「もうないです」と吹っ切れていることを強調。そして井上戦後には「すごい勢いできすぎてちょっと…。いろいろもう“RIZINから消えろ”とか“この世から消えろ”とか。この世というのはよく分からないですけど」とSNSなどでさまざまな罵詈雑言を浴びたことを明かしたうえで「そういう言葉もありながら、すぐにチャンスをいただけたので見返してやろうという気持ちが一番強い」と反骨精神をちらり。 そして「ここで言い訳をしたら燃えると思いますね(笑)。言い訳はないですもう。自分がどうしても勝ちたかったっていう。そこしかなかったのかなっていうふうに思いますし。前回は勝つために準備して試合に臨みましたけど、今回は榊原さんにも言われていますし、ファンの皆さんやトレーナーにも言われていますけど、フィニッシュしにいく。そういう試合を見せたい」とアグレッシブなファイトを約束した。 とはいえ玉砕ファイトではなく、フィニッシュへの道筋については「見えています。見えているからここにいます」と大きくうなずく。
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