【速報】「オーディオ銘機賞2025」受賞モデルを一挙公開!「金賞」「特別大賞」ほか「ネットオーディオ大賞」も新設
その年のもっとも優れたオーディオ製品を選定する「オーディオ銘機賞2025」、今年の受賞モデルが決定いたしました。1978年よりスタートしたオーディオ銘機賞の目的は、卓越した性能、革新の内容を持ち、かつオーディオマインドに溢れた、今後ベストセラー・ロングセラーとなりうる“真の銘機”を選定することにあります。 今年も数多くのモデルがノミネートされましたが、その中でもトップクラスとなる今年の「金賞」3モデル、そして金賞と同格とされる「特別大賞」2モデル、「ミドルクラス大賞」3モデル、「ハイエンド大賞」2モデルを発表いたします。 また、今回山之内 正氏が新たに審査委員長に就任されたことを受け、「ネットオーディオ大賞」も新設。ハイレゾやデジタル再生、ネットワーク再生など最先端のオーディオのスタイルを追求する製品に授与されます。 ◆オーディオ銘機賞2025 金賞◆ ESOTERIC デジタルプレーヤー「K-01XD SE」 2010年に登場した「K-01」以来、細部をブラッシュアップさせ音質を練り上げてきたエソテリックのSACD/CDプレーヤー。最新の「SE化」ではクロック回路の強化やアナログ部のディスクリートパーツをさらに強化。新しい音質ステージに到達したことが大きく評価されました。 ACCUPHASE プリメインアンプ「E-800S」 50周年モデルとして発表され、世界的にも大ヒットを飛ばしたアキュフェーズの純A級プリメインアンプ「E-800」。その後継機となる「E-800S」では入念なパーツの選定を行いさらなる使い勝手を追求しました。オプションボードの挿入で、レコードやハイレゾ再生にも対応可能な拡張性も魅力です。 MARANTZ デジタルプレーヤー/プリメインアンプ「SACD10」「MODEL10」 マランツが200万円クラスのSACDプレーヤーとプリメインアンプを送り出してきたことは、世界中のオーディオファンから驚きを持って迎えられました。独自のディスクリートDACの搭載、そして一体型プリメインのスタイルを徹底したハイエンドの世界観。そのサウンドは、満票の支持をもって金賞に選出されました。 ◆特別大賞◆ TAD プリアンプ「TAD-C700」 TADのリファレンスシリーズに、新たにプリアンプ「TAD-C700」が加わりました。2011年に発売された「TAD-C600」の後継機で、電源部と本体を分離した2筐体スタイルは継続。純度の高いプリアンプ回路を搭載、フルバランス・デュアルモノ構成を徹底しTADのサウンドをさらなる高みに引き上げます。 ESOTERIC フォノイコライザー「Grandioso E1」 エソテリックがアナログプレーヤー「Grandioso T1」を発表して以来、それと釣り合うフォノイコライザーの登場が待ち望まれていました。「Grandioso E1」はまさにそんな需要にしっかり応えてくれるモデルとなりました。電源を分離した2筐体式で、初の「光カートリッジ」回路の搭載も注目です。 ◆ミドルクラス大賞◆ LUXMAN プリメインアンプ「L-505Z」 ラックスマンの優れた音質を、お求めやすいプライスタグで届けたい。「L-505Z」は、そんな開発陣の思いが詰まったプリメインアンプです。新増幅帰還エンジンLIFES、ボリューム回路LECUAなど、上位グレードの技術を惜しみなく搭載。AB級の高い駆動力と浸透力の高い音質の両立が高く評価されました。 DENON プリメインアンプ「PMA-3000NE」 100周年を超え、いまなお進化を続ける国産ブランド、デノン。PMA-3000NEでは、DAコンバーターやヘッドホンアンプやフォノイコライザーなど、多機能をぎゅっと凝縮しながらも、フラグシップとしての妥協なき音質の追求の姿勢が大きく評価されました。 DS Audio 光カートリッジ/フォノイコライザー「DS-E3」 光カートリッジを展開するDSオーディオは、いまや日本のアナログブランドを代表する存在として世界的にも着実に評価を高めています。今回登場した「DS-E3」も、光カートリッジと専用フォノイコライザーをラインナップしており、光カートリッジに初めて触れたい人にも安心して推薦できる組み合わせです。 ◆ハイエンド大賞◆ Franco Serblin スピーカーシステム「Accordo Goldberg」 イタリアの俊英フランコ・セルブリンの最新スピーカー「Accordo Goldberg」がハイエンド大賞に選定されました。バッハ「ゴルトベルク変奏曲」の名を冠し、曲面を多用した優美なデザインとあしらわれたゴールドのラインは、音楽を聴く喜びを何倍にも広げてくれます。 OCTAVE 真空管パワーアンプ「MRE220SE」 オクターヴのロングセラーを記録したモノラルパワーアンプが最新の「MRE 220SE」に進化しました。五極管「K120」もしくは「KT88」から選択可能で、NFB(ネガティブフィードバック)は組み合わせるスピーカーに応じて調整も可能です。真空管アンプの地平を開拓し続けるオクターヴの新たな挑戦が評価されました。 ◆ネットオーディオ大賞◆ TEAC USB-DAC/プリアンプ「UD-507」 ティアックの「500番シリーズ」は、ハイレゾ再生の黎明期から市場の発展に貢献してきた重要なプロダクトです。その最新モデル「UD-507」では、汎用のDACチップを使わず、初のディスクリートDAC「TRDD 5」を搭載。ティアックのハイレゾ再生は、またひとつ新しい次元に踏み出します。 LUMIN ネットワークプレーヤー「LUMIN P1 mini」 ルーミンのP1 miniは、プリアンプ機能まで搭載したネットワークプレーヤーです。強力な再生エンジンと使い勝手の良いアプリケーションの連携により、洗練されたネットワーク再生のあり方を提示し続けてきました。あらたにQobuzの連携も実現、新たな挑戦はまだまだ続きます。 ATOLL ネットワークプレーヤー「MS120」 フランス・アトールのネットワークプレーヤーは、近年注目の高まる伏兵的存在です。専用アプリはQobuzのほかにAmazon Musicにも対応、ローカル再生もストリーミングサービスも自在に楽しむことができます。洗練されたフランス文化を感じさせる注目の一台です。 ESOTERIC ネットワークプレーヤー「N-01XD SE」 エソテリックの「Nシリーズ」は、日本のハイエンド・ネットワークオーディオを強力に推進してきたシリーズと言えるでしょう。トップグレードとなる「N-01XD SE」においても、Kシリーズと同様クロックやアナログ回路を強化した「SE化」を実現。耳の肥えたファンも唸らせる実力を獲得しています。
季刊・オーディオアクセサリー編集部