片付けのプロも実践している!片付けが進まない夏休みを乗り切るアイデア5選
夏休み、家族が家にいる時間が長くなると、リビングは散らかったまま。さらに食事の用意や洗濯に追われ、片付ける暇なんてない。一緒に過ごせる時間は幸せだけど、思うように進まないジレンマが大きいのも事実。そこで、片付けが進まないストレスを和らげるアイデアを紹介します。 〈写真〉片付けのプロも実践している!片付けが進まない夏休みを乗り切るアイデア5選 外を少し歩くだけ、買い物へ行くだけで、寿命が縮まりそうです。そんななか、家事に、育児に、介護に、仕事にと、おつかれさまです。夏休みも、あなたは頑張っている。十分やってる。この上、片付けましょう!なんて言えません。とは言え、散らかり放題だと心がしんどい人へ、いい加減な(これぐらいで、まぁ、いいか)片付け方をお届けします。私も家族の夏休み中は実践してます。(ゆるめとかないと腹が立って仕方ないので。笑) ■片付かない夏休みストレスを解消する、いい加減な片付け♪ ■■その1 完璧主義をゆるめる 「片付けられない=ダメな人」そんなわけない。そもそも片付けられないと言う人の中には、「どうせ中途半端になるから片付けに手をつけたくない」完璧主義さんが多い。片付けの基本手順「全部出してから」は、確かに勇気がいりますよね。要る物と要らない物に「分けていく」作業には、決断力と根気がいる。これを真面目に完璧にしようとすると、片付けはビッグイベントになってしまいます。これじゃいつまで経っても先延ばしです。100点でなくても、60点でも、40点でも、少し片付けて気分良く過ごせたらいいな。このくらいのスタンスで、取り組んでみてはいかがでしょうか。「キレイに片付けられなくても、がんばったらそれでいい」少しでも手をつけたことを認めてあげましょう。完璧主義は一気に変えられるものでもないし、変えなくても構いません。「できるところまででOK」「少しでもいい」で片付けが進むといいですよね。 ■■その2 労力は小さく、リターンは大きく 夏休みの片付け、完璧にしようとするのではなく、まずはリビングのソファ周りだけ、ダイニングテーブルの上だけ、キッチンの冷蔵庫の中だけ、パントリーだけとか、小さくて、かつ自分へのリターンの大きそうなところを片付けてみるのはいかがでしょうか。他は見ない(余力が出た時でOK)なおリターンは、部屋も気持ちもスッキリする、自分の居場所(ソファーの上)を守れる、「片付けて!」を連呼しなくていい、食材のムダを減らすなどです。 ■■その3 散らかってる物の定位置を決める 散らかっている物は、まさにいま使っている物です。使った後、戻す場所が決まってないので、適当に置かれて散乱して見える。いったん定位置を決めてみましょう。定位置の鉄則は、使う場所の近くです。人は使う時は隣の部屋でも取りに行きますが、使い終わったら、1歩向こうに移動するのさえ億劫になります。よく使う物ほど、使う場所の近くで戻しやすいようにしてあげる。カバンは、帰ってきて家の中を移動する動線上で。棚やカゴに納めるもよし、壁に引っ掛けるのもありです。 先日も片付け講座の受講者さんから「夫の定位置の近くで、新聞を簡単に入れられるボックスを設けました。読み終わったらそこに入れてくれるようになり、新聞散らかり問題解決しました」と嬉しいお声をいただきました。こちらのお宅では元々、新聞紙を入れる場所はリビングの収納扉の中にあったそうです。が、いくら言ってもそこには入れてくれなかったとか。使った物を戻すのも、個性があります。自分は苦にならなくても、ほかの人にはどうしてもできない、ということがある。家族の個性にあわせて定位置を決めるのがポイントです。話し合ってすり合わせるしかありません。家族が集まりやすい夏休みに、話し合ってみてはいかがでしょうか。 ■■その4 定位置パトロール 片付けの基本「全部出し」をしなくても、よく使う物が、いい場所にあるか?の視点で、収納を見直すのは効果的です。よく使う物こそ「手前に」置く。これを徹底するだけで、使い勝手がよくなるし、散らかりにくくなります。取り出しやすい手前にあることで、使う時しまう時の小さなストレスが減りますよ。定位置パトロールも、立派な片付けです。 ■■その5 おひとり様で、夏休みのうちあげ 家族の夏休み期間、主婦(特にママさん、おつかれさまです!)にとっては繁忙期。1人時間が減り、心が余計にザワザワしがちです。乗り切るために、がんばったご褒美を考えておくのはいかがでしょうか。 「1人で映画」「贅沢ランチ」「日帰り温泉」日付も決めて!あなたの【未来を予約】してください(好きな手帳の好きなフレーズより) 以上、片付けが進まない夏休みを乗り切るアイデアでした。ムリはしない。少しでもいい。「いい加減な片付け」で、リビング片付かない問題が少しでも解決し、心おだやかにすごせることを願ってます! ライター/黒山みちよ(整理収納アドバイザー)
黒山みちよ