昔ながら鉄道の魅力体験 南砺でフェスタ 模型や写真展示
南砺市吉江交流センターで16日、鉄道フェスタ2024が始まった。市誕生20年にちなみ、20年前の城端線の列車をとらえた写真コーナーが設けられ、来場者は昔ながらの鉄道の魅力を追体験した。 2011年まで走っていた485系「雷鳥」の普通座席、旧国鉄時代の富山港線の列車に使われていた3~4人掛けの座席(ロングシート)などが展示された。 北陸新幹線やJR城端線・氷見線を走る観光列車「べるもんた」、線路を検査する「ドクターイエロー」などの150分の1模型(Nゲージ)、80分の1模型(HOゲージ)がジオラマ内の線路を走行し、フェスタに彩りを添えた。 フェスタは吉江地域づくり協議会が主催し、鉄道愛好者でつくる加越線資料保存会(南砺市)が協力する。保存会の村田伸夫会長(69)は「城端線で会場を訪れ、座席に座りながら、かつての風情を思い出してほしい」と話した。17日まで。