チームで一番の長身を誇る沖縄出身の山内龍亜投手＝野原寛史撮影

　大会第２日（３月２０日）の第２試合で静岡・三島南と戦うことが決まった鳥取城北。センバツ初勝利に向けて気合を高めるナインの「素顔」に迫ろうと、事前に毎日新聞鳥取支局が実施した全員アンケートの回答を集計した。（１）体格や体力面などの「基礎データ」（２）目標選手などの「野球観」（３）趣味などの「私生活」――の３回に分けて紹介する。【望月靖祥】 　アンケートは２月初旬、マネジャーを除く全７１人（２年２６人、１年４５人）を対象に記述方式で実施した。 　■身長・体重 　全部員の平均値は身長１７１・７センチ、体重７１・４キロ。身長１８０センチ以上は２年が３人で１年が５人。“最高”は山内龍亜（りゅうあ）（２年）、福田圭祐（１年）両投手の１８３センチだった。 　■左右の別 　全体では右投げ右打ちが最多。今大会の主力となる２年生に限ると、右打ちが１８人と２年の約６９％に上る。現チームは右打者が多い打線となりそうだ。 　■走力と肩力 　５０メートル走（手動計測）は平均６・３７秒。運動選手の中でも「俊足」と言える「アンダー６・２」は２年で１１人、１年で６人もおり、高い走力を秘めたチームだと分かる。最速は松田龍太（２年）、神田有叶（じんでんゆうと）（１年）両内野手の６秒ジャスト。 　遠投は２年が１年を平均で６メートル以上も上回って貫禄を示した。最高は畑中未来翔（みくと）主将と徳山太一外野手（ともに２年）の１０５メートル。 　■出身府県 　出身中学の所在府県は兵庫、大阪、鳥取が「３大勢力」。鳥取出身者の割合は全体の約２１％、２年の約２７％、１年の約１８％。最遠地は山内投手の沖縄・名護市だった。 ……………………………………………………………………………………………………… 　◆体格の平均◆ 　　　　　身長　　　　　体重 全体　　１７１．７　７１．４ ２年生　１７０．７　７１．９ １年生　１７２．３　７１．１ 　＜参考・全国平均＞ １７歳　１７０．６　６２．５ １６歳　１６９．９　６０．７ 　※単位＝身長はセンチ、体重はキロ。全国平均は２０１９年度の文科省・学校保健統計調査より ……………………………………………………………………………………………………… 　◆投げ方と打ち方◆ 　　　　　右　　右　右　左 　　　　　右　　左　両　左 全体　　５１　１０　１　９ ２年生　１８　　７　０　１ １年生　３３　　３　１　８ 　※単位＝人。右右＝右投げ右打ち▽右左＝右投げ左打ち▽右両＝右投げスイッチヒッター▽左左＝左投げ左打ち ……………………………………………………………………………………………………… 　◆身体能力の平均◆ 　　　　５０メートル走遠投 全体　　６．５１　８７．５ ２年生　６．３７　９１．４ １年生　６．６０　８５．２ 　＜５０メートル走全国平均＞ １７歳　７．１６ １６歳　７．２４ 　※単位＝５０メートル走は秒、遠投はメートル。全国平均は２０１９年度のスポーツ庁・体力・運動能力調査より ……………………………………………………………………………………………………… 　◆出身府県◆ 　　　　鳥取　兵庫　大阪　京都　熊本　奈良　福岡　富山　愛知　沖縄 全体　　１５　１８　１７　１１　　３　　２　　２　　１　　１　　１ ２年生　　７　　９　　３　　３　　２　　１　　０　　１　　１　　０ １年生　　８　　９　１４　　８　　１　　１　　２　　０　　０　　１ 　※出身中学の所在地。単位＝人