いま飲みたいお茶を選べる「茶葉の見本」

えちごトキめき鉄道 高田駅から歩いて6分のところにある『多賀茶焙煎所(たがちゃばいせんじょ)』。 築70年ぐらいのお店は、和の落ち着いたテイストを守りつつ洗練された空間です。外観は、この雁木の町の風景の一つである壁の一部がトタンで覆われていて、当時の面影を残すアートになっています。 早速、店内に入ると…木のいい香りに包まれ癒されます。 最初は、お茶に使用している水を味見します。お茶に使用する水は、妙高山麓の伏流水「須弥山の水」を使用していて、非加熱処理でミネラルたっぷりです。 どのお茶を飲むか考えていると…「茶葉の見本」が登場！日本各地から厳選した7種類のほうじ茶・緑茶がズラリと並んでいます。見本をもとに、味の特徴を丁寧に説明してくれるため、いま飲みたいお茶を選べるのが魅力です。 今回選んだのは、お店の名前が入った『多賀一番棒茶』という、ほうじ茶です。ほうじ茶は茶色いイメージですが、多賀一番棒茶の茶葉は緑色をしています。それを注文後に、目の前で焙煎することで茶色になります。湯のみに注ぐと香りが立ちのぼり、一番摘みの茶葉のみを使用した贅沢な一杯は一口目から衝撃を受けます。 どのお茶も3煎目まで楽しめ、1煎目は芳醇なうまみで3煎目はすっきりとした味わいと、味のグラデーションも楽しめます。 次に出てきたのは、お茶にベストマッチの“和菓子”。店内には菓子工房も併設されていて、職人さん手作りのお菓子をおいしいお茶と一緒にいただけます。 オススメは、3種類のお菓子セット『多賀三菓(たがさんか)』。上生菓子、わらび餅、あんショコラになります。上生菓子「いが栗」は見た目も栗の形をしていて、口にあたりもなめらかでお茶との相性も抜群です。 みなさんも多賀茶焙煎所で、至福のひと時を過ごしてみてはいかが？ ●多賀茶焙煎所 新潟県上越市仲町3丁目1-9 TEL｜025-526-7570 定休日｜火曜日