マンタに人魚、王族の王冠...オリジナルと伝統のデザイン楽しんで♪ 胎内市でハワイアンキルト展
「真夏のハワイアンキルト展」が、新潟県胎内市下赤谷の市美術館で開かれている。マンタや人魚、月下美人の花などハワイの雰囲気を感じさせる約150点を展示する。 展示する作品は新潟市中央区のキルトデザイナー島田桃子さん(50)のオリジナルデザインと、ハワイの図書館に所蔵されている伝統的なデザインで、島田さんが教える生徒が制作したもの。全て手縫いで縦横2メートル以上の大型の作品も多数ある。 島田さんのデザインは、水色やピンク色など淡い色合いの布に加え、手染めの布も使われている。貝やカメ、フラミンゴなどかわいらしい作品が並ぶ。2023年マウイ島で発生した、山火事による犠牲者への追悼や復興を願い、島を象徴するバラ「ロケ・ラニ」をデザインした作品もある。 伝統的なロイヤルキルトはハワイ王族の王冠や扇などがモチーフ。島田さんは「オリジナルだけでなくロイヤルキルトも入れてメリハリを付けた。針を持つ楽しさを若い人に知ってほしい」と話している。 9月23日まで。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。大人300円など。問い合わせは胎内市美術館、0254(47)2288。 胎内市美術館での展示に合わせ、胎内高原ゴルフ倶楽部(夏井)と料亭「南都屋」(本町)でもキルトを展示する。