テスラ車が炎上した後、黄色いテープのそばを歩く人たち（１日、米ラスベガスで）＝ロイター

　【ロサンゼルス＝後藤香代】米西部ネバダ州ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテル・ラスベガス前で電気自動車（ＥＶ）大手テスラの新型ＥＶ「サイバートラック」が爆発し、１人が死亡した事件で、米連邦捜査局（ＦＢＩ）は１日、「テロ攻撃と言えるかどうか、見極めようとしている」と明らかにした。 【動画】トランプホテル前でテスラ車が爆発し、多数の花火が飛び出す

　ＦＢＩの特別捜査官補は１日の記者会見で、米南部ルイジアナ州ニューオーリンズで同じ日に発生したテロ事件に言及し、「関連性を徹底的に捜査している」と説明した。ニューオーリンズのテロ事件では犯行に使われた車両からイスラム過激派組織「イスラム国」の旗が発見されたが、「ラスベガスでは（イスラム国による関与の）兆候は見られない。イスラム国の旗は見当たらない」と述べた。

　米ＡＢＣニュースは当局者の話として、ラスベガスで爆発したサイバートラックは、米南部ルイジアナ州ニューオーリンズで１日に発生したテロ事件で使われた車と同じカーシェアリングアプリを使ってレンタルされていたと報じた。