「まだ信じられない部分ある」 中日戦力外の三好大倫、「キャンプから合流できるねと話していた。それだけに悔しい」
中日は29日、三好大倫外野手(27)、石森大誠投手(26)、福島章太投手(22)、加藤竜馬投手(25)の4選手と来季の契約を結ばないことを発表した。加藤竜には野手転向を打診し、来季から育成契約を結ぶ方針とした。今季の開幕戦に「1番・中堅」で出場した三好は「びっくりしました」と胸の内を明かし、現役続行を希望。腰痛のリハビリ調整をへて、11月の秋季キャンプから合流予定だった直前の通告だった。 ◆戦力外通告を受けた三好、マルティネスとタッチを交わす【写真】 今季開幕スタメンに名を連ねた27歳、シーズン終了後に待っていたのは戦力外通告だった。スーツ姿でナゴヤ球場に姿を現した三好は、通告を受け「びっくりしました。まだ信じられない部分はありますが、現実を受け止めてやるしかないと思っています」と語った。 香川・三本松高、JFE西日本をへて2021年にドラフト6位で中日に入団。2年目の22年にプロ初出場を果たすと、8月20日のヤクルト戦(バンテリンドームナゴヤ)ではプロ初本塁打を放った。 勝負の年と位置付けた4年目の今季は、1月に大島が主宰する自主トレに参加して体力強化に努めた。打撃では「失うものはなかったので、やってみよう」とバットのヘッドを投手側に倒すフォームに挑戦。アピールも実り、春季沖縄キャンプ中に右肩を負傷した岡林に代わって開幕スタメンに抜てき。3月29日のヤクルト戦(神宮)に「1番・中堅」で出場したが、徐々に出番を減らすと5月に2軍落ち。そのままシーズンを終えた。 9月後半から腰痛でリハビリ調整となっており、11月の秋季キャンプから本隊合流の予定だった。その最中での厳しい通告。「回復はしていますし、『キャンプから合流できるね』とトレーナーさんとも話していた。それだけに悔しいです」と悔しさをにじませた。
中日スポーツ