日銀国債買い入れ減額に不確実性、アナリストは一段の円安進行を予想
(ブルームバーグ): 日本銀行が国債買い入れの削減計画について詳細を明らかにしなかったことに市場は失望しており、ストラテジストやアナリストらは為替市場で円安がさらに進むと予想している。
RBCキャピタルマーケッツは、14日に開かれた日銀金融政策決定会合の結果は市場の予想よりもハト派だったと受け止め、1ドル=158円を超えた円安が進むと予測。一方、IGアジアは、日銀の金融政策正常化のペースが慎重になったことは株式市場にとって追い風になるはずだと言う。
【市場関係者の見方】
マネックス証券の債券・為替トレーダー、相馬勉氏
RBCキャピタル・マーケッツのアジア外為戦略責任者、アルビン・タン氏
オルタス・アドバイザーズの日本株ストラテジー・ヘッド、アンドルー・ジャクソン氏
ロンバード・オディエのシニアマクロストラテジスト、ホーミン・リー氏
IGアジアのマーケットストラテジスト、ジュンロン・イープ氏
インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト
IGマーケッツのアナリスト、ヘベ・チェン氏
みずほ銀行の経済・戦略責任者ビシュヌ・バラサン氏
--取材協力:横山桃花、我妻綾、テソ由美.
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Marcus Wong, Winnie Hsu