EVは2025年からSDVの進化とともに次のステージへ。BMWとホンダに見る開発最前線
ホンダ/日産/三菱3社連合のSDVは2028年以降に登場か
さらにホンダは、日産や三菱と協力してより広範囲な車種に採用可能なコストパフォーマンスと汎用性に優れた次世代SDVプラットフォームの開発も検討している。これを採用した市販車は2028年以降に登場すると予想するが、実現すればSDVの大衆化が一気に進むことは間違いなさそうだ。 ほかにもトヨタは独自の車載OSを2025年に発表し、26年にはそれを搭載した1号車の発売(レクサスブランド)を予定している。また、メルセデスベンツ、フォルクスワーゲングループ、GM、ヒョンデグループほか世界中の大手自動車メーカーが独自の車載OSの開発に邁進している。 SDVは、国や地域などの法令も関係しているため、それによって受けられる恩恵はそれぞれ異なり、また初期のSDVはいずれも高価格帯の車両になる懸念もある。とは言え、スマホを引き合いに出すまでもなく、ソフトウェアは急速にコストダウンが進むのが常だ。各国の法整備も進み、今後10年を待たずしてEVの世界もまた様変わりすることは確実である。