海外メディアは紀平逆転Vとメドベ敗退を対比「観客仰天」
スポーツ専門放送局のEurosport.comは「紀平が2つ目のグランプリタイトルを獲得」との見出しを取り「大評判の日本人フィギュアスケーターの紀平が、彼女らしい滑りで魅了し、今シーズン2つ目のGPタイトルを獲得した。16歳(の紀平)は見事なフリースケートを見せた」と報じた。 五輪スポーツを伝えるOlympic Channelは「メドベージェワがグルノーブルでミスを犯しGPファイナルを逃す」との見出しを取り、「日本の紀平がフランス杯を制する一方で、五輪銀メダリストは精神面に課題があることを認めた」と、メドベージェワと紀平の2人を対比するような内容を記した。 記事は、シニア大会で初めて表彰台を逃したメドベージェワの「フリースケートで起きたことについては、正直にはまだ言いたくはないが、100%精神的な部分が問題。ミスは認める。それを払いのけられる選手ではなかった」とのコメントを掲載。 「ネドベージェワが明らかにナーバスな様子を見せる中、驚きの勝者となった日本選手(の紀平)は、国際シニア大会のデビューシーズンでトリプルアクセルを着地させて観客を仰天させた」と、紀平の逆転勝利を称えた。 国際スケート連盟(ISU)の公式サイトは「紀平が日本のワンツーフィニッシュへ導き2つ目のGP大会での金メダルを獲得した」と伝え、紀平と2位に入った三原舞依(19、シスメックス)の日本人2人が表彰台を独占したことを報じた。 記事は、「紀平はジェニファー・トーマスの『Beautiful Storm』で滑り出したが、冒頭のトリプルアクセルは不安定で回転不足とされた。だが、彼女は2回転アクセル-3回転トゥループのコンビネーションに加え、4度の3回転ジャンプ、2度のレベル4スピンをきれいに決めて自分の滑りを取り戻した」と紀平の演技内容をレポートした。 12月のGPファイナルでは紀平vsザギトワをメインとして日本選手vsロシア選手の激しい争いが海外メディアにもクローズアップされそうだ。