現状では逆に“負担増”か…『マイナ保険証』のメリットは 利用率は全国平均わずか13.87%と普及に遅れ
2024年12月から紙の保険証は廃止され、新たに発行できなくなります。政府はマイナ保険証への一本化を進めていますが、医療の現場にも利用者にもまだまだ不安の声があるようです。マイナ保険証にはどんなメリットがあるのでしょうか。 【画像】普及が遅れている理由は… 厚生労働省のホームページによりますと、マイナ保険証のメリットは「過去に処方された薬などの情報を共有できる」「高額療養費の免除や、確定申告の医療費控除が簡単にできる」「保険証の内容を手入力しなくてよいため、医療現場の負担軽減になる」としていますが、現状では医療の現場が不慣れだったり端末のトラブルなどから、負担は逆に増えているようです。 9月末時点でマイナ保険証を持っている人は約61%ですが、利用率は全国の平均で、受診した人全体の約13.87%です。東海3県はいずれも全国平均以下です。 普及が遅れている理由については「端末のトラブル」でカードをうまく読み取れない、患者の名前が正しく表示されないことなどや、「メリットを感じない」「情報の流出が不安」「制度そのものへの不信感」「説明不足や急ぎすぎ」などがあがっています。 (東海テレビ)
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