県推薦校、紀央館を表彰 センバツ21世紀枠 「地域に恩返ししたい」 /和歌山
来春の第97回選抜高校野球大会の21世紀枠県推薦校に選ばれた紀央館(御坊市)の表彰式が26日、県高野連事務局がある県立和歌山商業高校(和歌山市)で開かれた。紀央館の宮本裕司部長と垣森翔太主将(2年)が出席し、鶴谷真・毎日新聞和歌山支局長から表彰状が贈られた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち バッテリーを中心とした守りやサインプレーを駆使する攻撃で、今秋は県の8強に進出。少人数グループによって効率的な練習をしていることや、野球フェスティバルの運営や高齢者介護事業所への訪問など地域に貢献している点などが評価された。 垣森主将は「地域との関わりもあって選ばれたので、地域に恩返しできるように頑張っていきたい」と意気込んでいた。また、宮本部長は「(校名が)御坊商工から紀央館へと変わり、今回推薦校に選ばれたことで、一つの歴史を作れた」と喜んでいた。 21世紀枠は近畿地区6府県から1校に絞り込まれ、来年1月24日の特別選考委員会で全国9地区計9校から東西を区分けせずに2校を選出する。センバツは同3月18日に開幕する。【加藤敦久】