【スターダム】中野たむ vs 上谷沙弥 12・29両国でワールド王座戦浮上「全部奪ってやる」
女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦線が遂に動きだした。 タッグリーグ「ゴッデス・オブ・スターダム」レッドゴッデス公式戦(11日、東京・後楽園ホール)で同王者の中野たむ&玖麗さやかは、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の小波&上谷沙弥と激突した。 【写真】顔面真っ黒で、大の字に倒れる中野たむ 序盤は中野がペースをつかみ上谷にバックドロップからのバイオレットシューティングをお見舞い。王者の意地を見せつけた。 だが、10分過ぎ、敵軍の連係に翻弄された中野は、ダブルのカミゴェ式フロントキックをくらい意識をもうろうとさせた。最後は中野が上谷に旋回式スタークラッシャーを決められ、3カウントを献上した。 2人は昨夏のシングルリーグ戦「5★STAR GP」の初戦で対戦。その際に上谷が左ヒジを脱臼し、長期欠場に追い込まれた因縁がある。 試合後、マイクを持った上谷から「おい、中野たむ…覚えてる? 1年前の5★STAR開幕戦。あれからお前に大切なものを奪われた。お返しにお前の大切なもの全部奪ってやるよ。まずは…この赤いベルトに挑戦させろ」と挑戦を表明された。 上谷の言葉に中野は「私だってあの日のこと忘れたことは一日だってない。上谷のことをたむが狂わせたっていうなら責任取るよ。責任取って、アンタを正しい道に引き戻す」と挑戦を受諾だ。 さらに決戦の場を年内最終興行となる12月29日東京・両国国技館大会に指定し「上谷は『たむの大切なもの全部奪う』って言ったけど、たむにとっては上谷のことも大切なものの一つだよ」と涙ながらに訴えた。 すると突然、上谷にスピンキックからのスタークラッシャーを見舞われ、黒いスプレーで顔面を真っ黒に染められてしまった。屈辱を味わわされた中野はあまりのショックで倒れ込み、玖麗とセコンドの水森由菜に抱えられて退場した。
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