チキンスティック&フライドポテトが2800円超 五輪ゴルフ観戦はお金がかかる?
◇パリ五輪 男子 2日目(2日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇7174yd(パー71) 【画像】パリ現地の雰囲気をお届け 2022年、オクラホマ州サザンヒルズCCで行われた「全米プロゴルフ選手権」ではビール1杯(25オンス=約740ml)が18ドル(当時のレートで約2300円超)で売られて話題になった。スポーツ観戦、ゴルフ観戦で場内の飲食代が割高になるのは、もはや“常識”といっていい。ル・ゴルフ・ナショナルを歩き回り、いろんな物の値段をチェックしてみた。
フランスでは大規模イベントの際にアルコール飲料を制限する法律があり、パリ五輪もVIPを除く一般観客は会場内でアルコールを買うことができない。ゴルフ場での販売もノンアルコールビールのみで、50cl(センチリットル、500ml)で8ユーロ(約1280円)だった。ミネラルウォーター(500ml)は3.5ユーロ(約560円)。水筒の持ち込みは認められていて、いくつかウォーターサーバーも設置。購入した飲料は大会スポンサー、コカ・コーラ社のロゴ入りカップ(お土産として持ち帰ることができる)に移し替えての提供が徹底されていた。
2年前の全米プロの衝撃がすさまじかった分、驚くほどの価格設定ではない…はず。食事はトマトパスタ(ポモドーロ)が12ユーロ(約1929円)、サンドイッチが11ユーロ(約1760円)、フルーツサラダが8ユーロ(約1280円)といったところ。「まあ、こんなものかな」と思ってしまったのは、1カ月ほど前までの円安時の米国出張で大いに感覚がマヒしているせいもありそうだ。 とはいえ、やっぱり高いものは高い。ギャラリー入場がなかった練習日、メディアの昼食用に唯一オープンしていた売店ではチキンスティック5本とフライドポテトのセットのみを買うことができた。お値段18ユーロ(約2881円)。パリ中心部のレストランでも、店によっては同じくらいの値段でパスタを食べられたのに…。