25歳で160キロ、心臓発作で死にかけた私の減量体験
栄養士兼トレーナーに転身
年老いた母の世話もできないまま、その母を1人残して死ぬなんて考えるだけでも耐えがたかった。その時、私は母の目を通して自分の減量との戦いを見た──それは自分個人の戦いではなく、母の不屈の精神と愛の延長線上にあると気づいたのだ。 体重が減っていくのと反比例して、体力は向上していった。母と長い散歩をするとか、息切れせずに家事を手伝うといった、それまで無理だと思っていたことができるようになったのだ。ずっと行きたいとは思っていたけれど、体の問題で不可能だと思っていた巡礼の計画まで立てられるようになった。 今では体重は96キログラム減の70キログラムになった。変わったのは体だけではない。ストレスで疲れ果て、自意識過剰だった私はもういない。 新たな人生の夢も見つかった。減量に苦労している他の人たちを手助けするという夢だ。以前の重圧にさらされる仕事をやめて、私はフィットネストレーナーと栄養士の資格を取り、活動を始めた。私にできたことなのだから、みんなにもできるということを伝えるために。
アマーン・カーン(元専門職)