【スポーツ漫画3選】運動習慣ゼロ!インドア派編集がそれでも胸を熱くするオススメ作品
子どもと一緒に読んでも盛り上がる! 勝敗以上のドラマが詰まった3冊
小学校6年生になった息子、「お母しゃん、だ~いしゅき♡」と可愛かった頃はどこへやら、だんだんと言葉少なになってきて寂しい限り。とはいえ私たちには、共通の趣味・漫画がある! 今回は、思春期男子ですら読後母親とアツく語り合っちゃうほど面白い、スポーツ漫画3選をご紹介します。 プロスケーターの道を諦めかけていた明浦路司が小学5年生の結束いのりの素質に惚れ込み、コーチと選手として世界を目指すスケート漫画『メダリスト』。真剣にスケートを始めるには遅すぎると、周囲から揶揄されていたいのりが才能を開花させていく様子は爽快! ただ同時に、シビアな結果に涙することも。刺さったシーンは単行本9巻。大事な大会の演技直前に「今日のメダルはあなたが一番好きな色を選んでおいで」と声をかける司に対して、「金色を獲ってきます」と力強く応えるいのり(格好よすぎ!)。天才少女の狼嵜光をはじめ、同世代ライバルたちそれぞれのストーリーもいいんです。ちなみにLEEモデルの今井りかさんもお子さんと一緒に『メダリスト』を楽しんでいるそう。親子でスポーツ漫画を読むと、主人公が勝負に負けたときにどう前を向いて一歩踏み出すか、その切り替え方や姿勢の尊さを共有できるところがいいですよね。 と言いつつ、負け知らずのニュータイプ主人公からも目が離せない! 「このマンガがすごい!2024 オトコ編」で1位に輝いた『ダイヤモンドの功罪』の綾瀬川次郎です。運動の才に恵まれた彼は、どんなスポーツをしても“上手すぎて”同世代から浮きがち。そんな中「楽しい」がモットーの弱小野球チームに入部して、やっと皆の輪に入れたと喜ぶ次郎でしたが……。天才と周囲の葛藤を描いた作品。野球に興味がなくてもおもしろいのでぜひ。タイトルも秀逸! 最後は、完結済みの『しゃにむにGO』。こちらは「いつか子どもに読ませたい作品リスト」に入れて温めていた、テニス漫画。運動神経抜群だけど素人の伊出延久と、エリートだけど試合中のメンタルに脆さを抱える滝田留宇衣、天才・佐世古駿を中心に、それぞれの成長を描いた物語。他校の選手含め出てくる人物みんなが魅力的! 最終巻、延久VS留宇衣の試合は、涙をふくティッシュ必携です。 スポーツやりたくなっちゃうね! と息子と言い合いながら、結局は家で漫画を読んでいるときが至福の、インドア派似た者親子なのでした。