斎藤工が日本のエンタメ業界の撮影現場における食事面、子どもの託児スペースなどの改善を提言
俳優で映画監督も務める斎藤工が8月7日、日本のエンターテインメント業界の撮影現場の環境改善に向けての提言を行った。 斎藤はこの日、都内で行われた「バンダイ『8月8日はガシャポンの日!』PRイベント」にゲストとして出演。CMで“ガシャポン先生”を演じている斎藤はトークセッションやイベント後の取材でガシャポンの魅力を独特の視点で伝え、幼少期のガシャポンにまつわる思い出なども口にした。そのCMでは透明なガシャポンのカプセルをかぶりハイテンションの演技を見せる斎藤だが、この日もそのキャラクターで「みんなこれだけは覚えて帰ってくれ! 8月8日はガシャポンの日だ!」とアピール。顔出しパネルもかぶり「ガシャポンの日」をPRした。 会見後の取材で「この夏、挑戦したいこと。変わりたいこと?」という質問に斎藤は「撮影現場の食事面ですね。現場にもよるし予算にもかかわってくるんですが、ものすごいハードな労働に対し、この食事を3~4カ月続けていいものを作ることができるのか。それは栄養的に。映画とかは何カ月という単位なので、食事の栄養管理士さんに撮影現場だったり作品ごとに入っていただけないかと思っている。現場に常にいるのではなくトータルで。小学校とか中学校の給食ってそうだったと思うんですが、そういう管理を現場に導入できないかということをずっと思っている。その提案がもっと日本の撮影現場に届けばいいなと思ったりします」とまずは撮影現場の食事面について言及。
そして「撮影現場に託児所を設けるということも。これは一時的ですがずいぶん前から個人的にトライしている。今年も自分の関わったドラマの現場だったりで、スタッフやキャストの方のお子さんを撮影現場にお招きして、ベビーシッターさんに来てもらって託児スペースを作ってということを何度かさせていただいた。撮影現場に小さい子がいると“迷惑をかけちゃうんじゃないか”とみんな思うと思うんですが、サッカーの試合で子どもと一緒に選手が入場することがフェアプレーにとって効果があるように、そういった効果が撮影現場でも見受けられた。彼らの目線があることが、職場に対して迷惑ではなく逆の効果があるのではと実感した。なので、そこを隔てているものがあるとしたら、それは遠慮なのかなと思ったので、そこがもっと平らになればいい。海外の撮影現場だとスタッフやキャストの方たちの家族が休み時間に一緒に過ごしたり、たっぷり休み時間があったりする。ユニオンの関係もあると思うんですが、日本でもそういう部分が広まっていくと、よりよい作品が生まれるんじゃないかなと期待している」などと子育て中のキャストやスタッフの環境改善にも触れた。