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アニメソングのイベントで起きた殺人未遂事件の続報。逮捕された男が被害者の男性に「前にいじめられた」という趣旨の供述をしていることがわかった。凶器は「折り畳み式の刃物」だったという。警察は男が恨みを持っていた可能性もあるとみて調べている。 【画像】事件現場は　「アニソン」フェスの会場　約4000人が来場

「アニソン」会場で男性を刃物で襲う

殺人未遂の疑いで逮捕された神奈川県相模原市のアルバイト従業員・吉田司容疑者38歳。 9月24日、身柄を検察庁に移された。 吉田容疑者は9月22日午後1時半ごろ、佐久市の駒場公園で開かれていたアニメソングの野外イベント「ナガノアニエラフェスタ」の会場で、客として訪れていた県外の32歳の男性に対し、持っていた刃物で胸などを刺すなどして殺害しようとした疑いが持たれている。 刺された男性は重傷を負った。

「前にいじめられた」趣旨の供述

野外フェスの参加者は「血がびしゃっと出るくらい刺されたらしい。さすまた、シールドをもった警察官が5、6人くらい走っていって取り押さえていた」、「少し信じがたい状況でした」などと、事件直後の様子を振り返る。 吉田容疑者は「殺すつもりで刺した」などと話し、容疑を認めているという。 また、被害男性に「前にいじめられた」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で新たにわかった。 警察は吉田容疑者が恨みを持っていた可能性もあるとみて、2人の関係性や動機を詳しく調べている。

凶器は折り畳み式の刃物

イベントでは入場の際、スタッフが「目視」で所持品の検査をしていた。 捜査関係者によると、吉田容疑者は1人で会場を訪れ「折り畳み式の刃物」を持ち込んで、凶器として使用していたという。 警察は刃物が見つかるのを避けようとして「折り畳み式」を持参した可能性もあるとみて調べている。 （長野放送）