“ビキニの美魔女”長瀬陽子 16日開幕の地元での世界選手権に意欲「絶対に優勝をあきらめない」
ビキニフィットネス競技のトップ選手で、元ミセスワールド日本代表の長瀬陽子(47=ゴールドジムサウス東京)が16日に東京・有明コロシアムで開幕するIFBB世界女子フィットネス選手権で、念願の世界一の座を狙う。 【動画】“アーノルド女王”長瀬陽子「優勝へのこだわり」世界選手権直前ロングインタビュー 今シーズンは、ここまで好成績を残してきた。9月の「JBBFオールジャパン・マスターズフィットネス・チャンピオンシップス」45歳以上160センチ超級で6連覇を達成、審査員全員1位票で初のオーバーオール優勝を果たした。10月には各階級のトップ選手たちが身長、体重、年齢を関係なしにオーバーオール(無差別級)で競い合う「フィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2024」で3位入賞。スペイン・マドリードで行われたボディービルの国際大会「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」ビキニフィットネスマスターズクラスで初優勝を飾った。 「ここまで素晴らしいシーズンでした。ただこれは自分で思い描いていた世界でもあります。偶然に優勝して、偶然に3位になったのではなく、なろうと思ってなった優勝であり、グラチャン3位でした」と“狙った”結果だと強調した。 ずっと世界の頂を見据えて競技に取り組んできた。37歳で本格的に競技に取り組み、すぐに単身ポーランドに飛んで世界選手権を観戦した。表彰台の中央に立った優勝者の体を目に焼き付け「私もいつかはここに」と思い描いた。それから10年、ついに世界の頂点に手の届くところまで成長してきた。 国内大会のトップではなく、常に世界を意識。臀筋と胸、体幹トレーニングに力を入れてきた。臀筋は、高重量スクワットで、減量末期でも100キロ4レップ行い、体重増のオフシーズンは125キロにも挑戦。ビキニフィットネスの選手は、胸のトレーニングはあまり行わないイメージがあるが、海外のマスターズ選手と対等に戦うことを考え、身体の厚みがあるヨーロッパの選手に追いつけるように精力的に鍛えてきた。 世界選手権を目前に控え、「厳しい戦いになると思っています。アーノルドクラシックで優勝したからといって、簡単に優勝できるような世界ではないです」と表情を引き締め、「ただ優勝できないと思って優勝できるような世界ではないので、私は絶対に優勝をあきらめないです」ときっぱり。“ビキニの美魔女”がいよいよ世界のトップをつかみ取りにいく。 “ビキニの美魔女”ロングインタビューは「スポニチ筋肉チャンネル」で公開中!https://www.sponichi.co.jp/movie/9293/ ◇長瀬 陽子(ながせ・ようこ)1977年(昭52)7月19日、岐阜県出身の47歳。2015年にミセス・ワールド世界大会に日本代表として出場。37歳から本格的なトレーニングを開始。18年に子宮頸がんが判明し、翌19年に手術をしたが、同年のアジア選手権で準優勝、IFBB世界選手権で銅メダル獲得と、病を乗り越えて活躍している。趣味はコンディショニング。好きな食べ物は焼き肉。身長1メートル64・7、体重オンシーズン50・9キロ、オフシーズン58・5キロ。