【兵庫ゴールドトロフィー】地方の名手が見事な騎乗 4番人気・川崎所属フォーヴィスム、鼻差競り勝ってダートグレードレース初勝利
◇25日 第24回兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3・園田・ダート1400メートル) 中団のやや後ろを追走した単勝4番人気で川崎所属のフォーヴィスムが直線で連覇を狙ったサンライズホークとマッチレースの形になり、鼻差競り勝ち、ダートグレードレース初勝利を挙げた。吉原寛人騎手(41)と内田勝義調教師(69)はともに兵庫ゴールドトロフィー初勝利。同レースは第1回からJRA所属馬が勝っていたが、初めて地方所属馬が制した。 地方の名手が見事な騎乗を見せた。吉原寛は「確定が出るまで全く分からなかった。負けたかと思ったけど、勝てて良かった」とたたき合いとなった際どい勝負を制し、笑顔をみせた。もまれる競馬を避けるため、中団やや後ろの外めを追走したのもうまくいき、「4コーナーで抜群の手応えで上がっていった。少し遅らせて仕掛けたのが良かった」と振り返った。 24度目にして地方馬が初勝利。「本当にうれしいです。記録にも残った」と喜んでいた。
中日スポーツ