三菱電機 コロナ禍の8割減からV字回復 中津川製作所の「ジェットタオル」 衛生意識の高まり追い風、新規導入進む
三菱電機のハンドドライヤー「ジェットタオル」の生産がV字回復している。コロナ禍での使用中止の広がりなどで一時、販売台数は5分の1に落ち込んだが、2024年度の国内販売は約2万台で、コロナ前の約8割水準まで戻っている。オフィスや商業施設など主力市場がジェットタオルの使用を再開したほか、衛生意識の高まりから飲食店やスーパーなど小売店での新規導入が進んでいるからだ。インフルエンザをはじめ風邪が流行する冬場を迎え、さらに需要の取り込みに力を入れる。