62歳・現役!「最後まで貪欲にロス五輪も目指したい」アーチェリー銀メダリスト山本博 今後の目標を語る
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 7:00~7:25)。11月30日(土)の放送は、前回に引き続き、アーチェリー男子銀メダリストの山本博(やまもと・ひろし)選手をゲストに迎え、お届けしました。
◆ゴルフで感じるアーチェリーとの共通点
丸山:山本さんはゴルフが趣味で、40年やっていると。 山本:そう。日体大のゴルフの授業で初めてゴルフクラブを握って、面白いなと思って。 丸山:へぇ~。 山本:その後、高校の教員になったんですけど、その高校はゴルフ部があったんですよ。それで、ゴルフの練習場も経営していて。 丸山:はい。 山本:で、そこにレッスンプロの先生がいらっしゃって。僕はアーチェリーの練習時間を授業以外にだいぶもらえていたから、アーチェリーの練習をすると、ゴルフの練習場が横だったのもあって、よくそのレッスンプロの先生にゴルフを教えてもらったり、あとはすごく共通するところがゴルフとアーチェリーってあるじゃないですか。再現性のスポーツであったり、そういったことでいろいろな話をして、仲良くなって。 丸山:なるほど。 山本:そんなことをしていたら、高校の校長から「山本、2年程ゴルフ部の顧問やれ」って言われて。 丸山:えっ、本当ですか!? どこの高校ですか? 山本:埼玉県の大宮開成高校で。当時は、埼玉栄高校が強かったですね。 丸山:(ゴルフ部顧問を)2年でやめちゃったのは何でだったんですか? 山本:2年間やってゴルフ部がそこそこ上手になって、私もオリンピックが近づいてきたから「もうアーチェリーのほうに戻っていいぞ」ということで。 丸山:なるほど。 山本:でも、顧問のときに子どもたちと一緒に夏合宿とか3~4日間一緒に回ってコースでバンバンやるじゃないですか。そうすると、やっぱりスコアが上がるんですよね。 丸山:ゴルフも再現性が大事なので、毎日やると上手くなってきますよね。ちょっと離れたら、我々でも“あれ? ちょっと今日はクラブが軽いな”とか“少し体の動きが悪いな”ってなるわけじゃないですか。 山本:アーチェリーもゴルフと変わらずすごく練習しなきゃいけないんですよ。そっちの時間を削ってまで、自分がゴルフの練習をして上手になっても、それは僕の人生においてはアーチェリーの次だなっていうのがあって。 丸山:もちろん。 山本:当時、顧問をやっていてベストスコアは88だったんですよ。それから25年経って、やっと今年に85を出して(苦笑)。 丸山:もうちょっと一生懸命やってくださいよ(笑)。