たばこを投げ入れた放火事件の「無罪判決」高裁が差し戻し 「事実誤認の疑いある」 熊本
熊本放送
一審の無罪判決を破棄し、地裁に差し戻す判決です。 下城昭鷹(しもじょう あきたか)被告(35)は、2022年1月、熊本県宇城市で住宅の倉庫に停めてあったトラックの助手席付近に火のついたたばこを投げ入れて火をつけたとして建造物等以外放火の罪に問われています。 【写真を見る】たばこを投げ入れた放火事件の「無罪判決」高裁が差し戻し 「事実誤認の疑いある」 熊本 下城被告は警察の任意の取り調べが長時間にわたり、実際はやっていないのに「犯行に及んだ」と自白したと主張。一審の熊本地裁は、「犯人と裏付ける客観的な証拠がなく、第三者の犯行の可能性を否定できない」として無罪判決を言い渡していました。 検察側がこの判決を不服として控訴。控訴審判決で福岡高裁は「防犯カメラの映像などから第三者が放火した可能性は乏しい。被告の犯行は相当程度推認でき、一審判決は事実を誤認した疑いがある」として一審判決を破棄し、裁判を熊本地裁に差し戻す判決を言い渡しました。
熊本放送