「奇跡の連続」Bリーグ島田チェアマンが明かす“アリーナ共同使用”の経緯
10月3日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第205回が配信。9月24日に開催した『りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON TIPOFFカンファレンス』で発表したテーマや、会場で行われた選手へのインタビュー、そしてアルバルク東京とサンロッカーズ渋谷のアリーナ共同使用について語った。 【番組を聴く】「ココロが震える」シーズン開幕!篠山竜青選手、辻直人選手、安藤誓哉選手の対談も…『島田のマイク』第205回 TIPOFFカンファレンスでシーズンテーマ “WE ARE UNSTOPPABLE!” が発表されたが、例年テーマ決めにはBリーグ広報内での試行錯誤があるようだ。しかし、ワールドカップやオリンピックの盛り上がりの勢いをそのまま止めることなく進むことを表現した今回のテーマは、「今のBリーグに完全にフィットしてる」と、島田チェアマンも即決したという。「Bリーグは今シーズンも突き進もうとしているんだな、ということを頭の片隅に置いていただければうれしいかなと思いますね」とファンに向けて、改めて想いを伝えた。 また、TIPOFFカンファレンス後に、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、辻直人(群馬クレインサンダーズ)、安藤誓哉(島根スサノオマジック)へ向けて、番組から「もしラジオパーソナリティになったら、どんなラジオにしたいですか」というインタビューが行われた様子も配信された。 「やっぱり僕はお悩み相談にのれるかな」という辻に、篠山が「悩んでばっかりだからね」と相槌を打つと「なんで“悩んでばっかり”で、みんな腑に落ちてんねん」と、すかさず返す辻。そんないつも通りの2人を横目に安藤は「ポッドキャスト的なものをやりたい」と主張。NBA選手が行っているポッドキャストに憧れがあるようだ。篠山は具体的に何かやりたいことはなく、求められたものをやれればと答えつつも、強いていうならば「1990~2000年代の名曲をいっぱいかける音楽配信ラジオ番組をやりたい」と回答。このインタビューを聞いた島田チェアマンは「せっかくのご縁なので、この3人には何かの機会で『島田のマイク』に絡んでもらいましょうかね」と、笑いを交え、大きな期待を寄せて新たな企画の始動を匂わせた。 番組後半では、A東京とSR渋谷が『TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)』の共同使用を発表した件について、島田チェアマンから経緯が語られた。島田チェアマンは「奇跡の連続」と表現し、“渋谷区の理解と了承”、“江東区の受け入れ”、“東京ユナイテッドの了承”、“A東京の協力”、を4つの重要なポイントとして挙げた。SR渋谷は、ホームタウンの渋谷区と共に可能な限りアリーナの実現のための努力をしていたが、スペース等の問題があり断念せざるをえなかったという。 アリーナ共同使用はBリーグの規約に基づいて行われるものだが、「Bリーグの規約上、同一のホームタウンとなる自治体と受け先に入っているクラブの了承があった上で、アリーナを規定以上の日数を使う確保ができることが確定し、それがBリーグのシーズンのカーディング上フィットするか否かがクリアできた場合、最後の理事会で承認する。このものすごいハードルを切り抜けた時のみ、レギュレーション上OKなんです」と、島田チェアマンは解説。 また、島田チェアマンは経済的な側面について「バスケットよりもコンサートとか他のイベントを誘致した方が、アリーナは儲かる」という客観的事実を述べつつ、「その利益を度外視するか、もしくはそれなりの賃料を設定してでも、それでも受け入れて使わせてくださいという、経済合理性においても難しい状況をクリアしないと成立しない」と、各ステークホルダーによって成された今回の決定の特異性を強調した。 今回のエピソードではシーズン中に開催される、公式アンバサダーに「すみっコぐらし」が就任した親子でバスケを楽しめるイベント『INFRONEER B.Hi TOUCH』や、年明けに開業したばかりのLaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)を会場に過去最大規模で開催される『りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI』についても語られた。
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