「GKが受賞するのって史上初?」J3月間ベストゴールにGKが輝く!「これは文句なし」「闘莉王みたい笑」などの声
Jリーグが、4月度の各種受賞者を発表した。J3ではベストゴールにGKによる一撃が選ばれ、驚きと称賛の声が広がっている。 ■【動画】「闘莉王みたい笑」「これは文句なし」などの声が上がったJ3ベストゴールに選出された今治GKの劇的な一撃 Jリーグはシーズン中、毎月選手や監督の表彰を行っている。4月度はJ1の月間MVPにジュビロ磐田のジャーメイン良が初選出され、月間優秀監督賞はセレッソ大阪の小菊昭雄監督が初受賞するなど、新鮮な風が吹いた。 だが、J3では世界的にも珍しいことが起こった。月間ベストゴールが発表されたのだが、受賞者がGKだったのだ。 栄えあるベストゴールに輝いたのは、FC今治のGK伊藤元太。第8節のAC長野パルセイロ戦で決めたゴールが選ばれた。 この試合は、今治と伊藤にとって厳しいものになった。後半12分までに2点のリードを許すと、1点を返した直後にまた突き放される。後半24分の時点で、ホームで1-3と2点差を追う展開だった。 それでも今治は諦めず、JFLを経て自身Jリーグ初挑戦となった日野友貴のゴールで追い上げる。すると、最後の最後にドラマが待っていた。 今治は1点を追う状況で、目安が4分と提示されたアディショナルタイムへと突入していた。時計は92分を回っていたが、今治はCKのチャンスを得る。この土壇場で、伊藤はゴールを離れて相手ゴール前に向かっていった。 他のフィールドプレーヤーと同じように、伊藤もポジションを取り合う。アンジェロッティが送り込んだボールは、ファーサイドへと向かった。その先では、ストライカーのように一瞬相手のマークを外しながら、ゴールへと向かう伊藤の姿があった。体を投げ出しながら頭で合わせると、同点のゴールが決まった。
■「うーん何回見てもいいねぇ」
この珍事とも言えるGKのベストゴール受賞の一報と、得点場面がJリーグのSNSで紹介されると、すぐさまファンが沸いた。 「GKが受賞するのって史上初?」 「まじかw」 「うーん何回見てもいいねぇ」 「GKで月間ベストゴールは凄すぎww」 「闘莉王みたい笑」 「これは文句なし」 この快挙に伊藤は、Jリーグのホームページに「またチャンスがあれば得点を狙いに上がりますが、まずはゴールを守ってチームを勝たせられるGKになれるようにこれからも頑張ります!」とコメントを寄せた。この試合は3-3で終了したが、この勝点1、伊藤のこのプレーにさらなる意味を持たせるチャンスは、まだまだやってくるはずだ。
サッカー批評編集部
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