瀕死の「24時間テレビ」を救った「やす子」と「水卜アナ」の“大移動” 日テレ関係者は「これで来年も放送できる」
水卜ちゃん大移動
やす子は高校生の頃、児童養護施設で生活していた。その恩に報いたいと、児童養護施設のためだけに役立てられるチャリティーマラソンを新設した。 「いわば目的別募金というわけです。一歩間違えばお涙ちょうだい的に受け取られ、批判を浴びる可能性もありましたが、それがなかったのは81キロを走りきったやす子のおかげと言っていいでしょう」 やす子にSNSで暴言を放ち大炎上したフワちゃん(年齢非公開)が休業に追い込まれたことも影響しているのかもしれない。ちなみに、一般募金の総額は10月に発表されるという。また、業界を驚かせたのが、豊臣秀吉の中国大返しならぬ、総合司会・水卜麻美アナ(39)の能登大返しだ。 「8月31日のオープニングは東京のメイン会場・両国国技館で、やす子のマラソンのスタートを応援していたのですが、翌日の早朝には石川県七尾市から放送された『朝から笑点メンバーin能登』に、春風亭昇太(64 )ら『笑点』メンバーや、土屋太鳳(29)、藤井貴彦アナ(52)と共に彼女の姿がありました。その後、午後2時前には再び両国国技館に戻り、上田晋也らに『おかえり!』と迎えられていました」 水卜アナは翌日朝の『ZIP!』にもいつも通り司会として登場。後番組の「DayDay.」の冒頭では、MCの山里亮太(47)から「水卜ちゃんがもう働いてるじゃない! この会社はどうなってんの?」「生放送中に東京と能登の移動があって、おかしいぞ! この時間からできるって」とツッコまれていた。
SNSの批判封じ
「彼女は『がんばってくれたのは新幹線と飛行機なんで』と返していましたが、鉄道ミステリーの西村京太郎氏もびっくりのスケジュールには、“偽善”などという揶揄も出ることはありませんでした」 さらに、パリ五輪の金メダリストの起用もあった。 「『ダーツの旅』では上田がパリ五輪の女子レスリング金メダリスト・鏡優翔(22)と藤波朱理(20)と共に栃木県下野市を旅したほか、男子体操団体の金メダリスト・谷川航(28)、橋本大輝(23)、岡慎之助(20)が長野県佐久市に向い、出会った人々にメダルを見せて触らせてもいました。日曜朝にはスケートボード男子ストリートの金メダリスト・堀米雄斗(25)が『嗚呼!! みんなの動物園』の相葉雅紀(41)と共に能登で出張トリミングを行っていました。これらの企画には、こんなブッキングの仕方もあるのかと唸らされました。ネット上で批判が出ることもありませんでしたし」 パリ五輪の金メダリストたちは国民的英雄である。ネット上で批判しようものなら、自分が炎上しかねない。もっとも、批判がなければいいというわけではないという。