家族らと再訪したい出張先1位は北海道 JTB調査
家族らと再訪したいと思った出張先ナンバーワンは北海道。しかし、出張ついでの観光を満喫できない真面目なサラリーマン像も浮き彫りに。JTBが行った「働く男性の旅に関する調査」でこんな結果が明らかになりました。あなたの場合はどうですか? JTBが今年10月、3年以内に出張した経験のある東京、大阪、名古屋圏に住む20歳から64歳の男性1030人に調査しました。出張先が気に入って、家族や友人を連れて再訪したいと思った都道府県は、北海道が一位。二位に福岡県、三位に京都府と続きました。JTBでは「いずれも国際会議が多く開かれている地域で、その後の旅行のきっかけになっていることが読み取れる」としています。 出張期間中に業務外で観光気分を満喫したサラリーマンのうち、最も多かったのがみやげ物の購入で47.9%。購入平均単価は7235円でした。名物料理を楽しんだのが27.8%で同6679円、観光スポットを楽しんだのは21.5%で同4895円でした。JTBでは「決して少なくない消費活動」と評価しています。 しかし、出張先で旅行気分を味わうのはいろいろと難しいのが実情。「仕事が休めない」「会社にどう思われるか気になる」と答えたのが20歳から39歳の層でそれぞれ47.4%、20.4%だったのに対し、40歳以上の層では38.6%、14.8%となっており、若い層で特に会社への気遣いで観光気分が楽しめていない様子です。「一人では観光しても楽しくない」と答えた回答者も全体の約17%いました。 出張先の食事については、約6割が「せっかくなので名物料理を食べる」と答えましたが、「一人で飲食店に入るのは嫌」という理由でコンビニで済ませたり、「一人で入りやすい店を探すのが面倒」と全国チェーン店で食事を済ませてしまうサラリーマンも合わせて4割近くいました。 JTBでは出張者を受け入れる地域が「一人でも入りやすいお店の情報や仕組みを提供すれば、地域での食を楽しむ機会を増やせるのではないか」と話しています。