燃え尽き症候群を防ぐ仕事術「スローな生産性」を取り入れるポイント3つ
スローな生産性を仕事にとり入れる方法
スローな生産性を活用するには、「やることを減らす」「自然なペースで仕事をする」「質にこだわる」という3つの柱に沿う必要があります。 まずは、ゆっくりはじめてみましょう。構造化されたスケジュールや、データに基づいて優先順位を付けたToDoリストを作成することは重要ですし、それを完全にやめるべきだとは言いませんが、週に一度、「一つのタスクだけに専念する日」をスケジュールに組み込んでみてはいかがでしょうか? どのような方法で構造化しているかはさておき、自分のToDoリストを見てみましょう。 完了させる必要のある主要なタスクを特定してください。少なくとも最初のうちは、週に一度、そのタスクだけに取り組むようにスケジュールを組みます。できる限り会議を入れず(あるいは、会議がない日を選んで)、Slackや電子メールでのやりとりを控え目にし、ディープ・ワークや生産性の原則に立ち返ります。 つまり、定期的に休憩を取り(英文記事)、気が散らないように仕事をし、より大きな目標に向かって仕事をする、ということです。 「より大きな目標」とは、このケースでは、「昇給」のような個人的な目標や、「売上の増加」のような会社全体の目標につながる、質の高い成果物を生み出すこと、と言えます。どれだけ進んだかについて、日記をつけるようにしましょう(英文記事)。 数週間のあいだこの方法を試したら、成果を評価してください。1つのタスクに集中し、焦らず、そして、作業の質に対して注意と配慮を払うことで、多くの小さなタスクを急いでこなすよりも、実際には全体として生産性の高い、より優れた成果物が得られるはずです。 このフレームワークは、仕事以外の生活や家事に関しても活用できます。たとえば、火曜日の夜は、次の週の食事計画を立てたり、子どもに関連した雑用やスケジュール管理をこなすなど、1つのことに集中する時間にあてます。水曜日は、家の掃除や、友達との交流に専念しても良いでしょう。 それなりのスケジュール管理は存在していますが、細かいタスクやストレスを溜め込まないようにすることで、燃え尽き症候群を未然に防ぐことができます。そして、その時間帯に集中して取り組んだ内容を、より生産的で意義あるものにできるでしょう。 Source: Amazon
風見隆(ガリレオ)