第94回選抜高校野球 国学院久我山/二松学舎大付 応援ポスターで盛り上げ /東京
<センバツ高校野球> ◇「優勝目指して頑張って」 校内や地元商店街に掲示 18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する国学院久我山と二松学舎大付の「センバツ応援ポスター」が各校内や地元商店街に掲示され、応援ムードを盛り上げている。【小林遥、加藤昌平】 ポスターには、イメージキャラクターに起用された女優、伊丹彩華さん(16)=高校1年=が野球ボールを両手で握る姿と、「とどけ! 白球にこめた想い」という言葉が添えられている。下部には各校名が大きく書かれている。 杉並区久我山の国学院久我山の校舎では、玄関などにポスターが掲示されている。野球部同様、24日開催の全国大会に出場するラグビー部の主将、清水健伸さん(2年)は「全国(大会)には多くの苦難や壁があるので、それを乗り越えるのを存分に楽しんで最後まで自分たちの野球をやりきってほしい」とエールを送った。 また、同じく昨年末の全国大会に出場したバスケットボール部の主将、鴫原樹生(しぎはらいつき)さん(2年)は「(今の野球部の選手たちにとっては)初の全国大会なので、緊張したり想定外のことが起きたりするのが普通だと思う。そこをしっかり臨機応変に対応し、自分たちの野球を全国に見せつけてほしい」とアドバイスを送った。 二松学舎大付の校舎(千代田区九段南)近くの九段商店街では、各店舗がポスターや毎日新聞が用意した校名入りの「短冊」を掲示している。 同商店街では例年、同校が甲子園に出場すると、商店街加盟店の共同出資で巨大なのぼりを製作して路上に掲げているが、今年は新型コロナウイルスの影響で休業や閉店が相次ぎ、資金が集まらなかった。代わりにポスターや「短冊」を活用し、野球部を応援する明るいムード作りを進めている。 同商店街振興組合の小野里耕作理事長(72)は「商店街の祭りでも、野球部がみこしを担ぐなどして協力してくれている。センバツでは、優勝目指して頑張ってほしい」と期待をかけた。ポスターは二松学舎大付の校内や千代田区役所にも張り出されている。 〔多摩版〕