普通のバイクのスタイリングが安心感を生む! カワサキの原付二種電動バイク『Ninja e-1』に試乗します~小野木里奈の○○○○○日和~
軽快な見た目の一方で、タンクのような部分をパカッと開けると中に2個のリチウムイオンバッテリーを発見。実際に持ち上げてみると、1個11.5kgの重さで結構重い!取り出す時にちょっと一苦労しそうです。 あえて2個に分けることで、バッテリーの重量を分散させているのだとか。たしかに取り出す時に1個だけでもわりと重めなので、もしこの2個が大きい1個だったら結構な重さで扱いが大変そう。でもバッテリーはたしかに重いですが、取り付けと取り外しが簡単にできるのは好印象です。
わざわざバッテリーを取り出さなくても、リアシート側から直接繋げて充電器することができます。これならバッテーリーを毎回取り外す必要はないので、私は直接充電がおすすめですね。ちなみに、バッテリー1個を0%から100 %フル充電で約3.7時間の充電時間だそうです。
それでは、恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高785mmなので、ベタ足とはいえませんが前傾姿勢のポジションでありながら支えやすい足つきです。
車両重量はバッテリー2個装着をした時点で140kgという身軽さ。たしかに跨って支える時に、車両がどっちにも倒れやすいような、ふわふわした軽い感覚を味わいました。取り回しもしやすかったです。
いよいよ、「Ninja e-1」で発進です!
エンジンをかけて、ONになったことを液晶パネルで確認。ガソリン車のように停車中は音も振動もないので、自分の目で液晶パネルを見て確認しなければ、全くわからないほど静かなのです。
早朝や夜遅くなど、近所が寝静まっている時間帯は心配せず堂々とエンジンをかけることができそう(笑) 大袈裟でなく、本当にそれくらい無音で静かなのです。 振動が全くないからこそ、私もアクセルを回すときにどれだけ回すべきなのか探り探りでした。『Ninja e-1』は原付二種クラスなので、実際はゆっくり回せばその分スーッとなめらかに発進します。ガソリン車もなめらかに走るバイクがありますが、そのすべすべ感をさらに超えた走り心地! 大袈裟にパワーも出ないからこそ、電気バイクに不慣れなライダーも感覚的に加速できるのも魅力的です。 『Ninja e-1』は原付二種クラスのカテゴリーに分けられてますが、同じクラスのガソリン車と比べてパワーは穏やかな印象。なので、ガソリン車の感覚で、ここぞという時に加速したい瞬間にパワー不足を感じるかもしれません。