2024年「アジアのベストレストラン50」が韓国・ソウルにて発表! 授賞式の現地レポートをお届け
長谷川在佑シェフの「傳」は今回8位、9位には高田裕介シェフの「La Cime」(大阪)とTOP10に日本のお店が4店舗ランクイン、日本の食のレベルの高さを象徴するような結果になった。
他、14位に「NARISAWA」(東京)、35位に「ヴィラ・アイーダ」(和歌山)、39位に「茶禅華」(東京)、45位に「Goh」(福岡)、47位に「cenci」(京都)と日本からは9軒のレストランがランキング入りし、シンガポールと並び最も多くのレストランがランクインした国に。タイが8軒、香港が6軒と続く。
開催国・韓国からは4軒ランクイン
今回の開催国の韓国のレストランではこちらもランキング常連、ソウルの「Mingles」の13位が最高位に。他、「7th Door」(18位)、「Onjium」(21位)、「Mosu」(41位)の合計4軒が韓国からはランクイン。今回のイベントはソウル市がメインスポンサーとなっており、こちらでもガストロノミーが盛り上がっている。
他賞でも日本の活躍が!
銀座「FARO」のパティシエの加藤峰子氏が「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞」を受賞。加藤氏が授賞式に招待され、会場に座っている時点でこのアワードの受賞が濃厚だったが、実際発表された瞬間には日本勢から大きな歓声があがった。
また台北にある「Florilege」の系列店で、田原諒悟シェフによる「Logy」が22位にランクイン。日本人シェフの海外の店が評価されるのも日本人にとってはうれしいことで、「Logy」はさらに、ソムリエを務めるKevin Lu氏が「アジアのベスト・ソムリエ賞」を受賞。インターナショナルなチーム構成が功を奏していることがよくわかる結果になった。
ニューエントリーも要チェック
今回のランキングには新たに8軒のお店がランクインした。日本は常連のお店が中心だったが、「Crony」(58位)、「明寂」(76位)など、まだ50位以内にランクインしていない個人的にも好きなお店の、来年のさらなる躍進を期待したい。