ビジネススキルより先に「地頭力」を鍛えよ...仕事も日常も豊かにする「知恵」がつまった16冊を紹介
さあ、今日から「勇気の筋肉」を鍛えよう
『完璧じゃなくていい、勇気ある女になろう』 著者:レシュマ・サウジャニ 翻訳:岩田佳代子 出版社:海と月社 女性が幸せになるのにいちばん必要なのは勇気。外見を磨くのもいいけれど、 “勇気の筋肉” を鍛えるのはもっと大事──その主張のもと、この本には誰でも勇気を出して一歩を踏み出せる考え方や実践法がわかりやすく書かれています。 著者自身の成功&失敗体験や、古今の勇気ある女性のエピソードも折々に登場して、これもまた読ませます。 誰かの望みに応える生き方ではなく、自分の望みに応える生き方をしたいすべての女性にとって、この世界的ベストセラーはきっと、たくさんの知恵とパワーを授けてくれるはずです。 (海と月社 編集担当) ■仕事を面白くするのは、結局自分だ。 『20代の仕事の教科書』 監修:藤尾允泰 出版社:致知出版社 仕事ができる20代はどこが違うのか──。新浪剛史氏、松岡修造氏、鈴木敏文氏、宮本亞門氏、菊間千乃氏、武田双雲氏......各界トップ33人が自身の20代を振り返りつつ、いまを生きる若者に向けて熱いメッセージを贈ります。 思考法、勉強法、日々の習慣、上司との付き合い方、キャリア形成......現場で生じる悩みを解決するヒントをぜひ見つけてください。 若手社員のみならず、後輩・部下指導に悩む幅広い世代の “仕事と人生のバイブル” です。 仕事にやりがいを見出せない、後輩や部下に合った “働き方指導” をしたい、キャリアを考え直したい、各界一流トップの実体験を学びたい、そんな方にオススメです。 (致知出版社書籍編集部 長尾加奈惠) ■この1冊で後回しがなくなる! 『99%が知らない「行動」を科学する「なまけもの」のやる気スイッチ』 著者:内藤誼人 出版社:総合法令出版 「なんだかいつもダラダラしてしまう......」 「仕事をしなきゃいけないのにスマホを見てしまう......」 「やらなきゃいけないことを、いつまでも先延ばしにしてしまう......」 このような自覚症状があるのなら、ぜひ本書をお読みください。どんな「なまけもの」の人でもやる気に溢れて行動的な人間に生まれ変わることができます。生まれつき、意欲のない人間はいません。いつも「めんどくさい」と思ってしまう人は、やる気の出し方を知らないだけなのです。 本書で取り上げる「やる気の出し方」は誰でもすぐに実践できるものばかりです。しかも、そのアドバイスは専門雑誌で発表されているような科学的な論文に基づくもので、その効果は実証されています。どなたでも安心して試していただけるはずです。 本書が一人でも多くの人が行動するきっかけになってくれると嬉しいです。 (総合法令出版 酒井) ■現代人の抱えるモヤモヤ、哲学者ならどう答える? 『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0 現代人の抱えるモヤモヤ、もしも哲学者にディベートでぶつけたらどうなる?』 著者:富増章成 出版社:Gakken 「人生、親ガチャで決まる?」「勝ち組に入るのがすべて?」―そんな現代人の抱えるモヤモヤを、哲学者に聞いてみたらどうなるのでしょうか? 本書は、「親ガチャ」や「資本主義の限界」など、現代人なら誰もが気になるテーマについて、哲学者と現代人がディベート形式で議論を重ねる全く新しいビジネス教養書です。 現代人も哲学者も対等な立場で議論するので、深く共感しながら読むことができ、賛成・反対双方の立場から考えが深まるというメリットも。 ぜひ本書を通して、悩み事や身の回りの問題解決に〈哲学〉という新たな視点を取り入れてみてください。 (Gakken 編集部 担当編集) ■薄いけれども本格派! 戦国武将のシン・教養書 『1日1テーマ30日でわかる戦国武将』 構成:造事務所 出版社:文響社 戦国時代の花形ともいえる30人の武将に焦点をあて、1日につき1人の武将について読み進める戦国武将の入門書(1人あたり4ページ)。とはいえ、最新の研究成果も多く盛り込み、歴史通にも満足いただける内容になっています。 武勇でその名を天下に轟かせた猛者、その智謀で味方を勝利に導いた知将、主家の存続のために知恵を振り絞った苦労人、戦いに敗れてもなお、その忠義によって歴史に名を残した悲劇の将。織田信長に上杉謙信、本多忠勝に黒田如水......。 バラエティに富む魅力的な人物たちの解説に読む手が止まらない1冊です! (株式会社文響社 編集部 畑北斗) ■会話では「うまいことを言う」必要はありません! 『シンプルだからうまくいく 会話のデザイン』 著者:吉原珠央 出版社:ワニブックス 「会話中にうまいことが言えない」「会話が続かない」こういった悩みは、自分を他人に良く見せようと思う欲求から生まれるのだそうです。 心当たりはありませんか? 私はドキリとしてしまいました。 この本では、実力以上に自分を良く見せることはもうやめることを会話のスタートとしています。さらに、「反応」に焦点を当てながら、会話をデザインする(組み立てる)考え方と、実践的でわかりやすい方法を紹介しています。 「聞いていますよ」という相づちやオウム返しも、会話を円滑にするテクニックのひとつではありますが、一番大切なのは相手、相手の立場を思う気持ちです。そしてシンプルで温かい言葉を返すことができれば、相手との間に共感・信頼を築くことができます。 (ワニブックス 書籍編集部 小島一平)