昭和文士は迫力十分 大阪・今東光資料館で藤本義一との交流振り返る企画展
今東光の目を通じて八尾の再発見を
75年、千葉県佐倉市に転居し、77年、79歳で死去。今東光の八尾在住期間は24年間。戦後復興期から高度経済成長期、その後の混迷期へと、激しく変遷する八尾を見守ってきたことになる。 資料館担当者は「今東光の目を通じて、八尾の再発見につながれば」と来館を呼びかける。生原稿の分厚い束には、作家の気迫が漂う。たくましい行動力と繊細な感性を併せ持つ昭和の文士から学べることが、たくさんありそうだ。 企画展は3月12日まで。今年は今東光の没後40年、直木賞受賞60年。メモリアルイヤーの記念イベントが予定されている。市立八尾図書館3階、入館無料。詳しくは今東光資料館の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)