出るか、センバツ最速153キロ 藤浪ら2人達成 選抜高校野球
出るか、センバツ最速153キロ--。第93回選抜高校野球大会は第4日の23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、第1試合で県岐阜商と対戦した市和歌山の先発マウンドに自己最速152キロを誇る右腕・小園健太投手(3年)が登り、大会最速の153キロをマークするかに注目が集まった。この日の最速は147キロにとどまったが、一球一球に観衆の目が注がれた。 第2試合では大阪桐蔭と智弁学園(奈良)が対戦。大阪桐蔭の先発は最速150キロ左腕・松浦慶斗(3年)。最速154キロ右腕の関戸康介(3年)が控えており、投球に期待が集まる。 2004年のセンバツからスコアボードでの球速表示が始まり、センバツ最速となる153キロを計測したのは第80回大会(08年)で宇治山田商(三重)の平生拓也と、第84回大会(12年)で優勝した大阪桐蔭の藤浪晋太郎(現阪神)の2人。 高校生の甲子園最速は、07年夏で仙台育英(宮城)の佐藤由規(元ヤクルトなど)、13年夏に済美(愛媛)の安楽智大(現楽天)が155キロをマークしている。【吉見裕都、田中将隆】 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。