競馬は女性にどう思われてる?楽しみ方が多様化した競馬…2人に1人は興味
興味もあるがお金に対する不安も…
競馬業界が広報戦略として「ウマジョ」という言葉を使うようになり、男の娯楽ではなく男女共に楽しめる公営競技になってきたという認識が広まってきているが、実際のところはどうなのだろうか。 【画像】アンケート結果 昨今は年々売り上げも伸びている競馬界。年の瀬を迎えて今週の日曜日には国民の関心ごととも言える有馬記念を迎える。若い女性が競馬に抱くイメージはどのようなものなのか? そこで、株式会社メディアジョッキーが、実際に全国の30代女性300人を対象にアンケート調査を12月に実施した。 まず、「競馬にどれくらい興味がありますか?」(単一選択)については、「非常に興味がある」(6%)、「ある程度興味がある」(45.5%)と、半数以上が競馬に興味があるという結果になり、実際に女性ファンは増えているようだ。この背景には、「競馬に対する世間のイメージをクリーンなものにしよう」という動きが関係しているようだ。実際、競馬場はキレイになり、中の食事処などもだいぶバリエーションが増えている。 次に、「競馬に期待するものは何ですか?」(複数選択可)については、「特にない」(32.2%)が最も多かったが、その次に「競馬場の雰囲気やイベントを楽しみたい」(16.9%)、「動物(馬)自体に興味がある」(15.6%)という結果になった。アニメとのコラボやグルメイベントなど、競馬場で行われるイベントもここ数年でだいぶ様変わりした。イベントの意図が「競馬オジサン」のためのものではなく、家族連れや女性の来客者をターゲットにしているということがわかる。男性の場合は、スリルや興奮する感覚を味わいたいというギャンブル性であったり、儲かりたいという投資感覚が強い傾向にあるが、この点は女性と大きな違いが出ている。 最後に、「競馬に対して感じている不安や懸念は何ですか?」(複数選択可)については、「お金を失うリスク」(66.1%)と回答した人が圧倒的に多く、続いて「ギャンブル依存症にならないか心配」(16.9%)という結果になった。 今回のアンケートで、女性の2人に1人は競馬に興味を持っており、競馬という競技自体に関しても抵抗は無いことがわかる。ただ、お金が絡むギャンブル要素が絡んでいるだけに、リスクを感じる人が多いこともわかった。
競馬のおはなし