前安芸高田市長・石丸市長、都知事への道「政治家が責任を取らなくていいから、放漫財政がまかりとおっている」なぜ"田んぼアート"を廃止したのか
政治家が責任を取らなくていいから、放漫財政がまかりとおっている
ーー田んぼアートに限らないのですが、なぜ失敗することが分かっている事業が、財政が厳しい地方自治体で実施されるのでしょうか? (石丸伸二氏) これは多くの自治体で見られる問題で、ぜひ全国民に知ってもらいたいです。自治体は、成功する見込みがなくても公共施設を作ってしまうものです。なぜなら、民間の商業施設とは違い、採算を取るための投資ではないからです。民間企業なら、ビルや工場を建てる際に、何年で回収できるかを計画しますが、自治体にはその計画がありません。赤字になったら財政で支えればいいという甘えた発想が蔓延しているのです。本来は議会が精査し、赤字になると分かったら止めるべきですが、政治はそうはなりません。 ーーそれでも腑に落ちません。財政破綻が見えている状況ですら、さらに赤字を出すようなことをする理由は何ですか? (石丸伸二氏) 政治家が責任を取らなくていいからです。その時の市長や議員は施設を作れば、その時点で評価され、将来の責任を取ることはありません。作ったもん勝ちになってしまうのです。民間企業では、社長が変われば経営責任が問われますが、将来的な視点を忘れることはありません。しかし、行政や政治では、その責任が後回しにされることが多いのです。
石丸伸二
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