農業と福祉の分野が手を携えて地域活性化に繋げようと「農福連携全国フォーラム」が11月2日、千葉市で開かれました。 　このフォーラムは、一般社団法人日本農福連携協会が全国各地で開いていて、首都圏での開催は千葉県が初めてで、熊谷知事や千葉市の神谷市長をはじめ、関係者ら150人が参加しました。 　パネルディスカッションでは各地の取り組みが紹介され、千葉県では4年前に「農福連携プロジェクトチーム」を設置し、農業と福祉だけでなく、商工、教育の分野にもネットワークを広げて取り組んでいることなどが伝えられました。 　県によりますと、プロジェクトチームの設置から3年で、農福連携に取り組んだことのある農業経営体は約3倍に増え、着実にすそ野が広がってきているということです。 　一方、千葉市は農家と福祉事業所とのマッチング事業や農福連携で生産されたものを販売し、消費者に活動を知ってもらう取り組みなどを紹介しました。 　神谷市長は「街全体で農福連携を支えていける環境づくりをすすめていきたい」と話し、参加者たちは理解を深めていました。