「拉致解決へ国民の強い意志を」 林氏、集会で訴え
林芳正官房長官兼拉致問題担当相は27日、宮崎市で北朝鮮による日本人拉致問題に関する集会に出席した。被害者の家族が高齢となり、時間的制約のある人権問題だと指摘。「解決には、地域や世代を超えて国民が被害者の一日も早い帰国実現への強い意志を示すことが重要だ」と強調した。 岸田首相が条件を付けずに北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と向き合う決意を示し、首相直轄のハイレベル協議に向けて働きかけていると説明。「拉致問題は、今なお被害者が自由を奪われている現在進行形の問題だと認識してもらいたい」と語った。 横田めぐみさんの弟哲也さんが講演し「政府には怒りを持って対峙してほしい」と要請した。