「スタートから最後まで…」 ヤングなでしこは北朝鮮に屈して準優勝。スペインメディアが決勝を分析。【U-20女子W杯】
FIFAU-20女子ワールドカップ(W杯)コロンビア2024決勝、U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)対U-20朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮代表)が23日に行われた。試合は北朝鮮が1-0で勝利し、日本は2大会連続の準優勝という結果に終わった。スペインメディア『MundoDeportivo』は、この一戦を分析した。 【決勝トーナメント表】FIFA U20女子ワールドカップ コロンビア2024 これまで全勝で勝ち上がってきた両チームの対決は、序盤から北朝鮮が主導権を握った。そして15分、北朝鮮が先制に成功する。チェ・イルソンが右サイドからカットインして左足を振り抜くと、白垣うのの頭をかすめてゴール中央上に突き刺さった。このゴールが決勝点となり、日本は2大会ぶり2度目の優勝には届かなかった。 同メディアは、「北朝鮮は、ボゴタ(決勝の開催地)で圧倒的な強さを見せた。リ・ソンホ監督率いるチームは、コロンビアで行われたU-20女子W杯の決勝で日本に1-0で勝利し、この大会で3度目の優勝を果たした。試合を通じて日本を支配し、スタートから最後まで優位に試合を進めた」と試合内容について報じた。 さらに「(北朝鮮は)強烈なプレッシャーと厳しいマークで日本を混乱させた」と指摘した上で「北朝鮮の支配は徐々に強くなり、プレスで日本代表を圧倒した。日本は耐えきれず、15分に失点を喫した」と記し、ゴールシーンについて分析している。また日本の攻撃陣については、「松窪真心や土方麻椰のもとにボールがほとんど届かず、彼女たちはボールを受けるためにかなり下がらなければならない状況になった」と無得点に終わった日本の要因について見解を示している。今大会は悔しい結果に終わったヤングなでしこだが、これからの更なる飛躍を願うばかりだ。
フットボールチャンネル編集部