「ちょっと菊池雄星を思い出しました」 西武・炭谷銀仁朗、初先発初勝利のルーキー絶賛 お立ち台では目潤ませる
◆西武3-0オリックス(3日、ベルーナドーム) 西武の炭谷銀仁朗捕手(36)がバッテリーを組み、プロ初先発で7回無失点に抑えてプロ初勝利を収めたドラフト1位ルーキー、武内夏暉(22)を「本当に素晴らしい球を投げてくれた」と絶賛した。 ■秋山幸二さんが〝伝説のバク宙〟披露!? 【動画】 特に称賛したのがクリーンアップの杉本、森、頓宮を三者三振した4回。「本当に武内の球が上回った。僕は別に三振狙いじゃないと言ったらおかしいけど、何とかもう1回締めてほしいなという感じだった」と振り返った。昨季首位打者の頓宮から奪った三振は外角高め150キロのボール球。炭谷は「あの球を振ってくれるというのは、ちょっと菊池雄星(現ブルージェイズ)を思い出しましたよ。武内の方が暴れないですけど。あの球を振るというのは何かあるはずですよ、バッターが感じるものが」と西武の元エース左腕を例に出した。 自身は冷静に武内をリードしただけでなく、2点リードの8回2死二、三塁で遊ゴロ内野安打を打ち、貴重な3点目をもぎ取った。6年ぶりの古巣復帰でお立ち台に立った炭谷は目を潤ませながら「何とか最後“俊足”を飛ばして打点をもぎ取りました」と笑いを誘った。
西日本新聞社