ミニ・クーパーEに高性能モデル「ジョン・クーパー・ワークス」導入 258馬力のスポーティなEV
EV版「JCW」が登場
ミニ(MINI)は小型EVのクーパーEに、高性能モデルの「ジョン・クーパー・ワークス」を導入する。中国政府が公開した書類で明らかになった。 【写真】「ジョン・クーパー・ワークス」のEVがついに出るぞ!【ミニ・クーパーとエースマンの「JCW」を写真で見る】 (3枚) 新型ミニ・ジョン・クーパー・ワークスは、最高出力258psの電気モーターをフロントに搭載。車両重量は1670kgで、クーパーSEより10kg軽い。 これにより、パワーウェイトレシオは1トンあたり155psとなるが、1トンあたり183psを実現したガソリンエンジンの旧型ジョン・クーパー・ワークスには及ばない。 0-100km/h加速タイムは公表されていないが、クーパーSEの6.7秒より速いことは間違いないだろう。 駆動用バッテリーについては、クーパーSEと同じ49.2kWh(使用可能容量)を使用すると予想されている。ただし、18インチの大径ホイールとハイグリップタイヤにより、航続距離は同車の400kmから短くなる可能性がある。 電動クロスオーバーのミニ・エースマン・ジョン・クーパー・ワークスも、同じく中国政府が公開した書類で明らかになった。ブラックアウトされたノーズやアグレッシブなスカートなどを採用し、最高出力258psのモーターを搭載する。車両重量は1768kg。 中国では新型車発売に向けたホモロゲーションを得るために、規制当局の工業情報化部(MIIT)へ申請書類を提出する必要がある。MIITはその情報をオンラインで公開しているため、メーカーによる正式発表の前に、デザインや仕様の一部が明らかになる。 新型ジョン・クーパー・ワークスの詳細については、今後のミニの正式発表を待ちたい。
チャーリー・マーティン(執筆) 林汰久也(翻訳)