貨物列車脱線事故を受けレールの点検作業公開 JR北海道
先月の貨物列車脱線事故を受け、JR北海道が線路のレール点検作業を公開しました。 (三品記者リポート)「JR北海道の担当者が線路の点検作業をしています。機械から超音波が出ていてレールの破損の有無などを確認できるということです」。 JRが10日、点検したのは、小樽のJR函館線の蘭島から塩谷間にある踏切です。レールに超音波を当てて、異常が検知された場合は踏切の板をはがして破損がないかを確認します。 11月16日に道南・森町で起きた貨物列車脱線事故は踏切部分のレールの腐食が原因である可能性が高いとみられています。このため、JRは、「海沿い」、「曲線」、「貨物列車が走る区間」など事故現場と似た条件の全道の踏切24カ所を緊急点検し、異常がないことを確認しました。 さらに現在は貨物列車が走らない区間」にも点検箇所を拡大し、道内15の踏切で点検作業を行っています。JR北海道工務部保線課の武藤功一担当課長は「きょうの点検で異常は見られなかった。再度事故が起こらないように点検維持管理を適切に行えるよう取り組んでいきたい」と話していました。