(27)石焼き芋、村山・大高根産直「あそGOー」 “推し”の産直・3種類提供、甘く滑らか
国道347号を北上し、最上川三難所の三ケ瀬を越えた先にある村山市の大高根産直「あそGOー(ごー)」。旬の新鮮な野菜や果物などが並び、9~11月は地元産のサツマイモが石焼き芋となって販売される。 9月下旬から販売予定だったが、芋の成長が遅れたため10月からとなった。ドラム缶を加工した手製の釜で石を熱し、1時間半かけてじっくりと芋に火を通す。朝5時から火をおこし、釜の温度を高めている。しっとりとした「紅はるか」、ねっとりした甘みの「安納芋」、滑らかな舌触りの「シルクスイート」を提供する。秋晴れの下で食べる焼き芋は格別だ。「あそGOー」の笹原幸満会長(75)は「熱々のままでも冷やしても、ホイップクリームなどをつけてもおいしい。農作物を買うだけでなく、その場で味わってほしい」と話す。 「あそGOー」は同市の大谷地沼(通称じゅんさい沼)近くにあったが、2015年5月に、国道沿いで人通りが多い現在の場所に移転した。地元の農家約20人が自慢の農作物を持ち寄り、約30種類が並ぶ。月に1回、お客さま感謝デーを開催し、スイカの食べ放題や芋煮の振る舞い、野菜のプレゼントを行う。「安くて新鮮な野菜が買える」と地元住民に愛されている。
営業は5~11月の土日午前9時~午後4時。村山市富並1794の2。0237(57)2063。