健康習慣、ゲーム化してない?継続するのに本当に必要なゴール設定教えます
フェイクでなく、本物の競技で競う
アプリのなかには、ほとんど知らない人たちのグループに参加して、絵文字で励まし合ったり、リーダーボードで対戦したりして、コミュニティの力をテコにしようとするものがあります。 しかし…そのリーダーボードにいる人たちのことを気にする人はいません。対戦相手として相応しくなければ、勝とうとは思わないでしょう。 また、本当の友人とでなければ、ハイタッチしたところでどうでもいいと思うのではないでしょうか。 では、本物のチームメイトやジム仲間がいたらどうでしょう? 本物の競技会に申し込んだらどうでしょう? これにはいろいろな形がありますが、いくつか例を挙げてみましょう。 地元の5kmマラソンに出場して、自分の年齢のグループの上位X%に入ることを目指す。 パワーリフティングの大会などでは、大会当日に最高のトータルスコアを出すことを目標にする。 レクリエーション・スポーツ・リーグに参加して、ソフトボール、サッカー、ピックルボールのチームのメンバーと知り合いになり、お互いに勝ったり負けたりして喜んだり悲しんだりする。
クエストでなく、ゴールを目指す
ゲーム化は、過大評価されたS.M.A.R.T.ゴールのフレームワークのように、結局は他人から自分のゴールを押し付けられることになります。デジタルバッジを獲得したいと心底思う人などいません。 では、デジタルバッジのためでなければ、なぜジムに入会したのでしょうか? おそらく、健康になりたかったからではないでしょうか。では、あなたにとって健康とは何でしょう。 一定の重さのスクワットをすること? 途中で休憩せずにハイキングすること? 車道の雪かきをしても、次の日ずっとソファでへたりこまずに済むこと? 何であれ、それがあなたの大きな目標です。 次に、いくつかの小さなプロセス目標が必要です。意味のある目標です。500ポンドのスクワットをする前に、200ポンドのスクワットをしなければなりません。 スクワットを向上させるためには、優れたトレーニングプログラムに沿って行なう必要があります。 つまり、プロセス目標は、以下のようなものになるはずです。 良いトレーニングプログラムを見つける。 そのプログラムを実行する。 プログラムを予定どおり終了する。 スクワットの最大値を再度テストする。 そのためには、連勝やバッジ、チェックインは必要ありません。本当のゴールを追いかけられるようになるために、偽のゴールを追いかける必要はありません。本物を追いかけましょう! ──2022年3月9日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 翻訳・著: 春野ユリ
ライフハッカー・ジャパン編集部