【特集】「国家プロジェクトになる」 新潟~上越地域の高速鉄道計画は動き出すか 背景には羽越新幹線の構想も 《新潟》
「ノープランでは次の新幹線の対象にならない」
巨額のため、国への働きかけが欠かせない巨大プロジェクトとなります。 高速鉄道ネットワークのあり方検討委員会 大串葉子委員長 「国家プロジェクトになるので秋田、山形をにらんで路線を考えていく。(北陸新幹線が)大阪まで延伸されたあと新潟県がノープランでは、さあ次の新幹線はどこですか、となった時に対象にならない」
新潟県鉄道発祥の地・直江津
新潟県で初めて鉄道が通った、上越市の直江津地区。 この「鉄道発祥の地」に、高速鉄道がやってくることを心待ちにする人たちがいます。 直江津鉄道振興会です。 「鉄道」や「駅」を起点としたまちづくりを考えてきました。
「新潟県は分断されている」
直江津鉄道振興会 石田秀男会長 「いくら直江津が鉄道発祥の地だといっても、新幹線のレールから外れてしまうと衰退してしまう。今は新潟県が2つに分断されている。地元の人にとってこの案は困るとか、この案は是非我が地方には良いとか、こういう論議がこれから始まると思いますね」
需要や費用対効果などを議論
日本海側ならではの雪や風の影響。在来線との両立、路線の黒字化など課題も多くあります。 高速鉄道の一大プロジェクトは動き出すのか。 新潟県は2024年度内をめどに、実現した場合の需要や費用対効果などを議論の上、検討結果をまとめる方針です。 (2024年4月11日「夕方ワイド新潟一番」で放送、同月ニュース配信)